2014年02月24日
コンテンツ番号7126
(2013.11.8)
津谷市長の定例記者会見が、2月7日(金)、市役所で開かれ、北秋田市議会3月定例会へ上程する案件や、メガソーラー施設の設置について説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
北秋田市議会3月定例会について
平成26年北秋田市議会3月定例会を2月14日に招集することとした。今定例会には、市立幼稚園条例を廃止する条例の制定をはじめとする条例案が15件、新年度予算案等が27件、補正予算案等が13件、専決処分についての報告が1件の計56件の提案します。 特に新年度予算案については、昨年度からの継続事業である合川小学校整備事業、伊勢堂岱遺跡見学環境整備事業、(仮称)生涯学習交流施設建設事業などの大型建設事業を計上していることから、予算総額は前年度比約40億円増となっています。なお、宮前町団地建設事業や給食センター整備事業については、一部を国の補正予算事業として平成25年度予算に前倒しして計上しています。
それでは、歳出の主なものをご説明いたします。
- 第29回国民文化祭あきた2014の北秋田市主催事業の事業費として、6,369万6千円
- まるごと森吉山観光振興プロジェクト事業として、1億7,085万6千円
- 歩行空間整備事業として、7,418万2千円
- 住宅リフォーム緊急支援事業補助金として、6,200万円
- 宮前町団地建設事業として、2億5,715万5千円
- 消防救急デジタル無線網の整備による事業費として、2億3,700万円
- 合川小学校建設事業として、15億4,380万4千円
- 伊勢堂岱遺跡環境整備事業として、4億808万2千円
- (仮称)生涯学習交流施設の建築工事や土地購入費として、9億4,844万7千円
- 鷹巣陸上競技場の改修事業として、2億3,710万円
- 学校給食センター建設に係る外構工事や厨房用具等の購入費用として、1億7,421万4千円
などを計上しています。
また、平成25年度3月補正予算は、一般会計では既定の予算に20億3,466万6千円を追加し、総額243億2,855万4千円とするものです。歳出の主なものとしては、市民税非課税世帯のうちで、高齢者世帯や障害者世帯、さらにひとり親世帯や生活保護世帯に対する灯油等の購入費として、1世帯5,000円を助成する北秋田市灯油購入費助成事業として、1,609万7千円の増を計上しているほか、 国の補正予算事業として今年度予算に前倒しされる事業として、宮前町団地建設に係る公営住宅整備事業が、2億2,567万6千円の増。合川小学校整備事業が、7,089万5千円の増。学校給食センターの工事請負費が、7億9,888万1千円の増。 以上3件を計上しています。
メガソーラー施設の設置について
昨年12月に種苗交換会跡地に設置された当市第1号のメガソーラー発電施設は、すでに運転を開始していますが、脇神字西陣場岱地区のケアタウンたかのす脇の市有地への新たなメガソーラー施設の設置と、その他の市有地や財産区有地で進めている事業計画について、ご報告したいと思います。まず、ケアタウンたかのす脇の市有地へのメガソーラー施設設置について、面積は4.1ha、出力は1,999キロワットを予定しています。 設置業者は、名古屋市で電気設備保守点検サービスを行っている株式会社エレックス極東。昨年、秋田県の紹介もあり、私も会社を訪問し、メガソーラー発電施設や雇用を含めての誘致活動を行ってきました。現在、契約締結の準備も整い、来週14日には、関係事業者による安全祈願祭が行われる予定ですが、同社はこの他にも、旧合川高校グラウンドへのメガソーラー発電施設の設置も予定しており、こちらの地区の住民説明会もすでに終えて、現在契約締結の準備を進めているところです。次に、市有地2か所と財産区有地1か所での事業計画について説明します。まず1か所目は七日市工業団地で、面積は2.3ha、出力1,000キロワットを予定しています。2か所目は阿仁吉田地区の秋田わか杉国体のアーチェリー会場となった場所で、面積は3.1ha、出力1,504キロワットを予定しています。3か所目は、秋田県総合保健事業団裏手の坊沢財産区有地で、面積は2.7ha、出力1,000キロワットを予定しています。以上、3件の計画については、今後の住民説明会を経て、事業を進めていきたいと考えており、これら6か所すべてが稼働すれば、約2,400世帯分の年間消費電力量相当が発電されることとなり、いずれも事業期間は20年を予定していることから、総額約6億円が市の収入として入ってくる見込みとなっています。今回でメガソーラー設備の設置候補地に登録されているような一定規模の市有地の利活用に一定の方向性がついた形となったものです。
平成26年申告相談について
今年の申告相談が、2月4日から市内11会場において3月17日まで行われ、期間中は約6,300世帯の申告相談の実施を予定しています。また。今年度は指定された日に仕事などの都合で申告できない方のために、土曜日の開催を3月8日と15日の2日間に増やして実施します。市税は、市民の皆様の安全・安心な生活に必要な各種施策を行うための根幹をなすものですし、行政上の各種サービスを公正かつ確実に行うためにも、とても重要なものですので、期限内に適切な申告をされるよう、この場をお借りしてお願いします。
北秋田市医療講演会について
今月22日土曜日の午後3時から交流センターで、「北秋田市医療講演会」を開催することになりました。医療講演会は、昨年11月の開催に続き2回目となりますが、今回は厚生労働省医師確保等地域医療対策室長の佐々木昌弘さんをお招きし、「これからの地域医療と医師確保」と題したご講演が行われます。今回の講演会は、昨年、私が医師確保のために省庁訪問を行った際にお会いしたのがきっかけで、同じ秋田県出身ということもあって、講演を快諾していただきました。佐々木さんからは、医師確保対策に向けての現状や地域医療充実のために国が取り組んでいる最新の情報をお話していただくこととなっていますので、たくさんの市民の皆様にご参加いただき、この地域の医療の充実について考える有意義な講演会としたいと考えています。
第20回もちっこ市について
明日8日から9日にかけて、「道の駅たかのす大太鼓の館駐車場」で、第20回もちっこ市が行われます。今回、記念すべき第20回目ということで、例年の手作り餅の販売や2市町間交流である藤里町の方々による出店などのほか、第1回目のもちっこ市開催の年に生まれた若者による「二十歳の餅つき」や、限定20名の参加者が、自分の体重と餅を持って、あわせて総重量100キロを目指すその名も「もちもちコンテスト」などの楽しい企画が行われます。一昨年このもちっこ市をきっかけにブームとなって宣言を行っている「バター餅の里北秋田」にふさわしいイベントになるものと大いに期待しているところですので、より多くの方々に足を運んでいただき、楽しんでもらえればと考えています。
高校生書道パフォーマンス&現代詩のつどいについて
明日の午前10時から交流センターで、「高校生書道パフォーマンス&現代詩のつどい」を開催いたします。 「放て!言(こと)の葉(は)響け!魂〜明日への希望〜」というテーマと題して行われるこのイベントでは、詩の朗読や書道パフォーマンスが行われます。特に、書道パフォーマンスでは、秋田北鷹・大館鳳鳴・能代松陽の3校の生徒が現代詩を書道で表現するとのことですし、3校によるパフォーマンス披露は県内でも初めてとのことで大いに期待をしています。また、このイベントは秋田県現代詩協会にもご協力をいただき、国文祭コラボレーション企画としても位置付けています。これを機に10月の現代詩フェスティバルに向けての機運をさらに高めたいと考えています。
秋田内陸線関連イベントについて
秋田内陸線については、県や仙北市や会社とともにあらゆる取り組みを行っているところですが、現在行っているイベント及びこれから開催予定のものをこの場をお借りしてPRさせていただきます。一つ目は「ゆきだるま列車」についてです。今月の1日と2日にも運行されましたが、現在開催されている秋田内陸線ゆきだるまフェスティバルにあわせて、明日あさっての両日も運行されます。沿線の駅にはいろんな雪だるまの展示や記念乗車券のプレゼントなどが行われますし、事前の予約も不要ですので、ぜひたくさんの方々に楽しんでもらいたいと思っています。二つ目は、2月10日に行われる仙北市恒例の小正月行事である「上桧木内の紙風船上げ」の開催に伴う臨時列車の増発を行います。今回の「紙風船上げ」には秋田内陸活性化本部が企画して沿線3つの保育園児が書いた「空飛ぶゆきだるま」紙風船が午後7時頃打ち上げ予定となっています。北秋田市からも阿仁合保育園の園児の皆さんが頑張って書いてくれたそうですので、うまく上がってくれることを期待したいと思います。三つ目は、雪深い阿仁ならではのイベントである「スノーキャンドルストリートinあに」が2月22日に開催されます。今回で9回目を迎えるこのイベントには、地元実行委員会をはじめ秋田大学北秋田分校の皆さんも参加して行われ、スノーキャンドルストリートや異人館のイルミネーションなどのほか、昨年から始めた「阿仁の体感冬花火」が幻想的な彩りで盛り上げてくれます。また、このイベントに合わせて阿仁合から角館方面への臨時列車も増発されますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思っています。最後に、「おひな様列車」の運行についてです。2月22日から3月2日までの期間で、吊るし雛などをデコレーションしたおひな様列車が運行されます。この期間には、秋田公共交通連携協議会と北秋田地域振興局との共催で、鷹巣駅や阿仁伝承館でもおひな様が展示されるほか、鷹巣地区の商店街の一部店舗で雛人形を展示する「おひなめぐり」も実施されます。当該参加店舗では特典引換券をもらうことができ、それを集めた方は内陸線鷹巣駅で商品と交換できるようなイベントを予定しているとのことですので、たくさんの方々に商店街に来てもらって、にぎやかになることを大いに期待しています。
いよいよ、本日2014年ソチ冬季オリンピックが開会されます。 我が北秋田市からはバイアスロンの鈴木芙由子選手とノルディック複合の湊祐介選手が出場予定となっています。 両選手の地元である鎌沢地区や荒瀬地区では、看板やのぼりなど設置を行って地域全体で応援態勢を整えて盛り上がりを見せているところですが、市としましても、看板の設置はもちろんのこと、ホームページ上において、両選手のプロフィールや放送日程、競技結果などを見ることができるサイトを開設しています。残念ながら、民放放送による生放送は行われず、インターネットによるネット放送も日程が流動的であり、両選手が出場する競技が放送されるかどうかは未確定であることから、パブリックビューイングなどについては現在検討中ですが、両選手がこれまでの練習の成果を存分に発揮できるように、北秋田市一丸となって声援を送り続けたいと思いますので、皆さんもより一層の応援をよろしくお願いします。
主な質疑応答
当初予算40億円増のようだが、過去最高額になるのか。また、人口減や税収減の傾向だがそのような状況での今回の予算計上の意図は。
合併後の最高額。私自身、ハコモノには慎重だが、学校は統合が進み、生涯学習施設は中央公民館の老朽化や街の賑わいのために必要ですし、アーケードは自分の公約の中で快適な歩行空間をめざすために中心市街地に足を運んでもらうためにも必要、給食センターも学校統合や老朽化で必要、またクリーンリサイクルセンターについては、本来は前々から老朽化していたので手をかけなければならない。各旧四町時代に手をかけなければいけないような施設があったが、当時の各町の財政事情がバラバラであった。市として慎重な財政運営は必要だが、将来負担があまり無いように、かつ起債償還のピークも平準化できるように、基金の運営状況など、今後の事を考えると5〜10年後は手をかけたくてもできなくなってしまうことから、やるなら今と決断した。
メガソーラーの収入が6億とのことだが、20年間でのものか。また、市有地の遊休地にメガソーラーの候補地はまだあるのか。
20年間で6億。遊休地はまだあるが、発電に適した条件を満たす市有地には一定の方向性がついたと考えている。今後どうなるか分からないが、市が造成してまで対応するということは考えていない。