2015年12月12日
コンテンツ番号7063
元気な高齢者による地域づくり
元気な高齢者が集う「G(じい)ちゃんサミットIN北秋田市」が12月12日(土)に中央公民館で開かれ、さまざまな分野で活躍する元気なシニア世代がシンポジウムやステージ発表を通して活動の輪を広げました。
サミットは、生涯学習に取り組み、仲間づくり活動を通して支え合う地域づくりを進めている元気な高齢者が、活動を紹介し合いながら交流を深めようと秋田県北秋田地域振興局と北秋田市教育委員会が開催したものです。
サミットでは、弘前大学生涯学習教育研究センター講師の深作拓郎さんが「子どもから高齢者を紡ぐ!これからの地域づくりと社会教育」と題して基調講演。深作さんは「かつての地域づくりは、役所がやってくれたが、今は自分たちでやって、それを行政がバックアップする形。そこに住んでいる人が、住んでいるからこそ見えてくる課題を形にし、解決していくことが期待されている。皆さんが持っているちょっとできることを、一緒にやって、それをつないでいくと大きな力になる」などと強調しました。
「元気をつなぐ人間パワー」をテーマに行われたシンポジウムでは、上小阿仁村生涯学習奨励員協議会会長の齊藤進さん、北秋田市の畠山牧場・ポランカフェオーナーの畠山慎咲さん、大館市の生涯学習サークル「はなしの泉」代表の若狭幸三さんの3人がそれぞれの活動を紹介。このうち畠山さんは、カフェを始めたきっかけや人とのつながりについての持論を紹介しながら「カフェを始めて3年目となるが、お客さんと接することでたくさんの人とつながることができた。また、県外など、外から入ってきた人や東京で働いて戻ってきた人からたくさんの刺激と元気をもらっている」などと話しました。
午後からは、スコップ三味線、フラダンス、日本舞踊、書道パフォーマンス、レクレーションダンス、よさこい、太鼓演奏などのステージ発表や参加者による唱歌の合唱など多彩なプログラムが繰り広げられました。