2015年12月22日
コンテンツ番号7059
生前の功績が称えられる
元鷹巣阿仁広域市町村圏組合消防司令で、今年の9月に逝去された柳谷重夫氏(享年73歳・栄)が、このほど叙位の正七位及び叙勲の瑞宝単光章を受章し、12月22日(火)に市役所で伝達式が行われました。
柳谷氏は、昭和36年から鷹巣町消防士として任用され、組合組織改編により昭和45年に当時の鷹巣合川地区消防事務組合消防士に、昭和47年に鷹巣阿仁広域市町村圏組合の消防士となり、その後、消防副士長、消防士長、消防司令補の階級を経て平成13年4月に消防司令、平成14年3月に定年退職されました。在職中は消防業務に使命感を持って従事され、豊富な知識と経験を生かしながら消防活動の先頭に立って現場の指揮にあたられ、平成9年に全国消防長会永年(35年)勤続章を、平成12年には秋田県知事有功章を受章されています。
この日の伝達式には、妻の昌子さん(71歳)と長男の重光さん(45歳)が出席し、津谷市長と高橋進消防長の同席のもと、北秋田地域振興局の佐藤博局長から位記と勲章の伝達を受けました。
伝達を受け、お二人は「生前はお酒を飲んでも消防の話ばかり。この場所で火事があった時はこの道を通った方が良いとか、ここに障害物があるなど、火事が起きたことを想定した話をずっとしていた。冬には街中を歩いて、雪で通れない道路がないか、消火活動に支障がでないかを確認しながら図面を作っていた」などと思い出を語り、今回の受章については「最高の供養になりました」と感謝の言葉を述べました。