2015年10月21日
コンテンツ番号6996
優れた技能を持ち後進を指導
優秀施工者として国土交通大臣顕彰を受けられた武田建築の大工・武田幹夫さん(今泉・65歳)が、10月21日(水)に市役所を訪れ、津谷市長に受賞を報告しました。
この顕彰制度は、現場の第一線で「ものづくり」に直接従事している方の中から、特に優秀な技能・技術を持ち、後進の指導・育成等に多大な貢献をしている建設技能者を、優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)として表彰しているものです。顕彰式は、10月9日(金)に東京港区のメルパルクホールで行われました。
武田さんは、昭和46年4月に大工の見習いとなり、昭和56年4月に武田建築として独立。木造軸組在来工法による県産材の秋田スギをふんだんに使用した一般住宅を数多く手がけ、木組みの基本となる規矩(きく)術を習得し、秋田県技能競技大会に何度も郡連地区代表として出場。昭和60年3月には秋田県代表として第4回一級技能士全国大会建築大工職種に初出場し、第5位に輝きました。また、北秋田共同高等職業訓練校の認定職業訓練普通職業訓練木造建築科の講師として技術技能指導に努め、後進の育成等に取り組んでおられます。
この日、武田さんは、加入している鷹巣建設技能組合の菊地欣一組合長が来庁し、受賞を報告。
津谷市長は「長年、技術者としてまじめに取り組んでこられたことや、後進の指導にあたっていることが認められうれしく思います。この賞が、若い人の励みになればと思います」と顕彰をたたえました。
武田さんは「コツコツ続けてきたことで賞をいただけた。これからも県産スギを使った特徴ある家を作り、師匠から教わった技術を若い人に伝えていきたいと思います」などと抱負を述べました。