2015年09月08日
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北秋田市のトップを切り敬老式開催
平成27年度森吉地区の敬老式が、9月8日(火)に森吉総合スポーツセンターで開かれ、75歳以上の対象者約470人が出席し、長寿を祝うとともに、お互いの健康を喜び合いました。
今年度の敬老式対象者は、市全体で8,293人(男性2,903人、女性5,390人)、そのうち森吉地区の対象者は1,612人(男性581人、女性1,031人)でした。また、森吉地区で白寿(99歳)を迎えられた方は2人、同じく米寿(88歳)は61人、同じく75歳を迎えられ敬老者の仲間入りをした方は101人となっています。
式典では、はじめに津谷市長が、戦後70年の節目にあたり、出席者の戦前戦後の労苦と復興への尽力に感謝を述べながら、「先日の報道で、日本人の健康寿命が男女とも世界一とあったが、この会場に来ている皆さんの元気な笑顔を見て、その報道は間違いではないと思った。健康の秘訣は笑顔と言われている。今日は、同じ森吉地区でこれまで一緒に過ごしてきた仲間同士で思い出話などを語り合いながら、楽しい時間を過ごしてほしい。これからも皆さんの豊富な知識と経験で地域社会を支える担い手として、より一層のお力添えをいただきたい」などとあいさつしました。
つづいて、2人の児童が敬老作文を発表し、はじめに米内沢小学校5年の成田琉愛(るあ)さんが「大好きだよ おばあちゃん」と題し、熱を出して学校を休んだときにやさしく看病してくれ、高校生の時にソフトテニスの選手として国体に出場したことのあるおばあさんに「そんな優しくてすごいおばあちゃんが大好きです。おばあちゃんのように強くて思いやりのある人に私もなりたい。会場にお集まりのおじいさん、おばあさん方も体に気をつけて長生きしてください」と声をかけました。
次に、前田小学校5年の戸沢晃一(こういち)さんが「いつまでも元気でいてください」と題し、山のことを教えてくれる前田のおじいさん、畑作りの名人である前田のおばあさん、運動会などにいつも来てくれる浦田のおばあさんに「これからは、おじいさん、おばあさんの手伝いもできるだけやります。ぼくが救急救命士になるまで体に気をつけて、いつまでも元気で長生きしてください」と作文を披露しました。
つづいて、津谷市長が、新敬老及び米寿を迎えた方々への祝品を新敬老代表の米倉通子さん(新町)、米寿代表の松橋仁一郎さん(新町)にそれぞれ手渡しました。
この後、来賓の黒澤芳彦・市議会議員、近藤健一郎・県議会議員、北林丈正・県議会議員がお祝いのことばを述べ、最後に新敬老者を代表して笠井務さん(前田駅前)が「私たちは昭和15、16年生まれで、中卒の同級生たちは集団就職でほとんどが東京方面に出た。戦後70年の節目の年、戦前戦後の労苦、戦後の復興と少子高齢化社会の中で発展に努力された先輩たちに敬意を表し、感謝するとともに、私たちも地域と市の発展のために頑張りたい」とお礼を述べました。
式典終了後の祝宴では、はじめに敬老式の運営全般にわたり協力してきた森吉婦人会を代表して北林カヅ会長と、健康で寿命が長くのびることを祈念して「北あきたバター餅」を出席者全員に贈った日本バター餅協会を代表して村井松悦会長がそれぞれあいさつを述べ、その後、片岡利一郎さん(浦田)の乾杯の音頭で祝宴が始まりました。出席された皆さんは、お互いの近況などを語り合い、ステージでの踊りや歌を観賞して楽しい時間を過ごしました。