2015年09月12日
コンテンツ番号6970
縄文の世界を楽しむ
国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」などをPRする「第15回北秋田市縄文まつり」が、9月12日(土)に北秋田市文化会館で開催され、来場者は土偶づくりや勾玉(まがたま)づくりなどで縄文の世界を楽しみました。
縄文まつりは、平成13年に同遺跡が国の指定史跡に指定されたのをきっかけに、伊勢堂岱遺跡に関心を持ってもらうとともに、子どもたちにも体験学習の場を提供しようと始まったものです。現在、伊勢堂岱遺跡は環境整備が進められており、立ち入りも制限されていることから、昨年に引き続き会場を北秋田市文化会館に移しての開催となりました。
今回は、縄文人の生活を体験できる「縄文体験青空教室」と、縄文をテーマにした歌や踊りを制作し活動しているミュージシャンや団体が出演する「縄文音楽祭」の2部構成。「縄文体験青空教室」の会場となった文化会館駐車場には、当時の装飾品だった「勾玉(まがたま)」をつくるコーナーや土器・土偶づくり、火おこし、的当てなどが用意され、来場者は伊勢堂岱遺跡ワーキンググループやジュニアボランティアガイドから説明を受けながら、様々な体験を楽しんでいました。
また、文化会館内で行われた「縄文音楽祭」には5団体が出演。はじめに唱歌を歌う会の皆さんが、縄文衣裳をまといながら合唱を披露し、音楽祭のオープニングを飾りました。このあと、レクダンスサークルによる「縄文おどり」が披露されたほか、これまでも縄文遺跡の特別公開などにも出演している『あるまんど山平&ベルビエントス』とロックバンド鴉(からす)ボーカルの近野淳一さんが登場し、圧巻の歌声と演奏を披露して会場を盛り上げました。
さらに、壺打楽器演奏者の佐伯モリヤスさんと、オカリナ奏者の湊由美子さんが合同演奏し、古代の大地を表現。最後は、地元北秋田市出身シンガーソングライターの本城奈々さんが、美しい歌声を会場いっぱいに響かせ、華やかに音楽祭を締めくくりました。