2015年09月27日
コンテンツ番号6956
約1700人のランナーが秋の内陸路を力走
仙北市角館から北秋田市鷹巣までを走破する「北緯40度秋田内陸リゾートカップ第25回100キロチャレンジマラソン大会」が、9月27日(日)に行われ、100キロ、50キロの両部門に全国各地から約1700人のランナーがエントリーし、秋の内陸路を力走しました。
同大会は、1989年に秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線、延長94.2キロ)の全線開通を記念して始まったもので、コースは仙北市角館から北秋田市鷹巣までの100キロ。2005年の第17回大会まで連続して開催され、2006年と2007年に秋田わか杉国体の準備などボランティアの確保や財政上の事情から大会が中止になりましたが、2008年に再開を果たしました。
第25回の節目を迎えた今大会のテーマは、「四半世紀の想いをいまひとつに奏(そう・なしとげる)」。今大会には、北は北海道から南は熊本県までの全国36都道府県から100キロの部(角館~鷹巣)に、これまで10回以上完走したクリスタルランナー156人を含め1351人、50キロの部(阿仁比立内~鷹巣)には342人の合計1693人がエントリーしました。
100キロの部は、午前4時30分に仙北市角館交流センター前を、50キロの部は午前10時30分に北秋田市阿仁農村環境改善センター近く(阿仁比立内)をスタート。共通のゴールとなる北秋田市交流センターを目指して北上しました。
ランナーたちは時折雨が降る中を力走し、沿道では市民が盛んに声援を送り、20か所に設けられたエイドステーションでは、水やスポーツドリンク、コーヒー、お茶などの飲み物のほか、おにぎりやバナナ、レモン、梅干、氷砂糖、塩なども置かれるなど、ボランティアスタッフの心温まるおもてなしで、ランナーをゴールへと後押ししました。
男子100キロの部で優勝したのは、埼玉県の加山幸治さん。タイムは7時間20分21秒で、2年連続4度目の優勝を飾りました。女子100キロの部は、千葉県の三橋朋子さんが、8時間52分59秒のタイムで、3度目の挑戦で見事に栄冠を手にしました。また、地元北秋田市からは、高橋孝典さん(綴子)が、7時間43分47秒のタイムで4位入賞を果たしています。
午後5時30分にゴールが閉鎖され、引き続き北秋田市交流センターで行われた後夜祭では、佐々木健(たつる)・大会会長が「この大会は2000人を超えるボランティアの方々の力で支えられている。ランナーの皆さんも主役ですが、ボランティアの皆さんも主役です。本当にありがとうございます」などとあいさつ。
つづいて、後夜祭の開催地を代表して、津谷市長が「完走できた方、残念ながら完走できなかった方も後夜祭の会場で、皆が和気あいあいと今日のレースを振り返っていただきたいと思います。そして、この思い出を胸に、これからもこの北秋田市、仙北市で「秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン大会」があるということを常に心に思っていただき、ぜひまた来年もこの会場でお会いしたいと思っています。また、この大会を支えていただいているスタッフ、多くのボランティアの方々、沿道でランナーに声援を送ってくれた市民の皆さんに感謝申し上げます」などとあいさつを述べました。
後夜祭会場には、市内の特産品を販売するお店が数多く出店されたほか、きりたんぽやおでん、生ビール等がランナーに振る舞われ、参加者は自分の走りを振り返りながら、家族や仲間たちと談笑し、過酷なレースの疲れを癒していました。