2015年08月07日
コンテンツ番号6944
結核予防運動をPR
北秋田市結核予防婦人会(中嶋洋子会長)が、8月7日(金)、市役所に津谷市長を表敬訪問し、市民の結核予防への関心を高めてもらうとともに、複十字シール募金運動への協力を呼びかけ、「結核や肺がんのない社会をつくるため」の啓発活動を行いました。
同婦人会は、「複十字シール運動」(※)を通して市民の結核予防への関心を高め、結核の早期発見・早期治療につなげる活動を行っています。今月1日から複十字シール募金運動が始まった機会をとらえ、津谷市長を表敬訪問しました。
この日は、鷹巣地区の各婦人会長と、合川、森吉、阿仁の各婦人会長の11人が、市役所を訪れました。中嶋会長らは「お年寄りが体力が弱って結核になったり、若い人たちも結核だと分からなくなっている。私たちは結核を知ってもらうために複十字シール運動を行っているが、高齢者や一人暮らしが増えて、なかなか募金運動が難しくなっており、自治会長などに市から協力を促していただきたい」と述べ、結核への理解と複十字シール募金運動への協力を求めました。
これを受けて、津谷市長は「行政がなかなか手の届かないところで頑張っていただいていることはありがたいこと。機会をとらえて自治会長会などでPRするよう努めて心がけていきたい」と述べました。
毎年9月24日から30日は「結核予防週間」です。結核は、結核菌を吸い込むことによって起こる感染症であり、かつては国民病と呼ばれていましたが、現在は医療・生活水準の向上により完治できる病気になりました。しかし、今でも日本では1日に62人の新しい患者が発生し、6人が亡くなっています。結核を予防するためにも正しい知識を身につけ、おかしいなと思った場合は早期に医療機関を受診しましょう。
複十字シール運動とは
結核予防を目的に世界の各国で募金をしていただいた方に複十字シールを差し上げ、それを使うことで結核予防思想の普及の一翼を担っていただくというもので、1904年にデンマークから始まったとされています。