2015年08月14日
コンテンツ番号6939
ジュニアボランティアガイドが初の実践
国の史跡に指定されている伊勢堂岱遺跡の特別公開が、8月14日(金)から始まり、ジュニアボランティアガイドも初めての実践に臨みました。
この特別公開は、見学環境の整備工事のため、現在、常時公開を行っていない伊勢堂岱遺跡を、県外からの帰省客も多い8月14日(金)から16日(日)までの3日間、より多くの方に遺跡の歴史的な価値を知っていただくとともに、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録への機運を高めるため、市教育委員会、鷹巣地方史研究会、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループの共催で行ったものです。
期間中は、今年の5月に設立されたジュニアボランティアガイドの児童・生徒が、来場者へ遺跡の説明をしながら案内をするほか、15日には「あるまんど山平(やまひら)&ベルビエントス」による「遺跡deコンサート」も開催されます。
公開日初日、開場前に津谷市長が現地を訪れ、ジュニアボランティアガイドの皆さんに「今日は皆さんのデビュー戦。北秋田市民は子どもから大人まで、この伊勢堂岱遺跡の価値をしっかりと把握する必要があり、その価値を多くの人に知ってもらうため、君たちには大きな役割を担っていただくことになる。とても暑い時期なので体調には十分に気を付けて頑張ってもらいたい」などと激励しました。
この日は、雨が降るあいにくの天気でしたが、開始時刻の10時に合わせ来場者が来ると、ジュニアボランティアガイドの皆さんが元気に出迎えました。
ガイドは3人から4人で編制する班が交代で行っており、はじめに担当するガイドは自己紹介をし、そのあと来場者に見学が可能な時間を確認しました。これは来場者によって見学できる時間が異なることから、あらかじめ30分・40分・60分のコースを用意して、それを基に希望する見学時間に合わせたコースを考えるために聞いているもので、時間を確認したガイドの皆さんは見学コースを瞬時に決定し、来場者への案内を開始しました。
これまでガイドの育成のため、4回の事前研修を行ってきましたが、部活動や地域イベントへの参加などで、全てに参加できるガイドは少なく、それぞれが時間を見つけて自習せざるを得ない状況とのことでしたが、ガイドの皆さんは、はきはきとした口調で今まで学んできたことを来場者に優しく丁寧に説明していました。
公開は16日(日)まで行っていますので、ぜひ一度足をお運びください。なお、時間は午前10時から午後4時までです。