2015年08月15日
コンテンツ番号6938
二十歳の誓い 輝かしい未来へ歩み出す
平成27年度北秋田市成人式が、8月15日(土)に北秋田市文化会館で開かれ、新成人たちが輝かしい未来へ向かって新たな一歩を踏み出しました。
今年度は、平成6年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた377人(鷹巣地区201人、合川地区78人、森吉地区66人、阿仁地区32人)の対象者のうち、296人が出席のもと記念式典が行われました。
記念式典には新成人のほか、市及び市教育委員会、市議会などの行政機関の関係者、また、卒業当時の中学での担任教諭、市内の校長らが出席し、新成人を祝福しました。
記念式典では、津谷市長が「これまで皆様は社会の中において「未成年」という立場でしたが、今後は、権利と義務を担う一人前の「成人」として、社会に参画していくこととなります。この大きな節目に「成人になるということはどういうことなのか」を自分自身に問いかけるとともに、皆様の成長を支えてこられたご家族をはじめ周囲の方々に対する感謝の思いと、本日の皆さんの決意を忘れずに、しっかりと胸に刻んでください。現在、生活環境や社会構造が大きく変化する中で、人口減少や少子高齢化などにより地域の活力が失われ、格差社会が拡大する大変厳しい現実が目の前に迫ってきています。しかし、あらゆる試練を自分自身が大きく成長できるチャンスと捉えて、恐れることなく最初の一歩を踏み出すことができる強さを身に付けてください」などと式辞を述べました。
つづいて、松尾秀一市議会議長、北林丈正県議会議員がそれぞれ「高い志や強い信念を持ち、幅広い視野で時代を見極め、直面する課題に柔軟かつ的確に対処していく力を身に付けてほしい」、「地方創生には新しい技術や発想が必要。皆さんの新たな発想でこの地域の魅力を発見し、この地域を元気にしてほしい」などと新成人を激励しました。
最後に新成人を代表して、松橋絵利香(阿仁出身)さんが「二十歳になり、大人の仲間入りをしたことで、社会での責任が増えたことを面倒に思う人もいるかもしれません。しかし、責任があるということは自分の人生の選択、決断は自由にできるということでもあります。自分次第でいくらでもチャンスが切り開けるのだと捉え、自分を前進させる力に変えていけるのではないでしょうか。先進国日本に生まれ、自然豊かな北秋田市で育ち、きちんと教育を受けることができた私たちには、できること、やるべきことがたくさんあると信じています。地域貢献や恩返しの仕方は人それぞれですが、今まで多くの方々に支えていただいた分、この日を境にこれからは私たちが支えていくことが一つの恩返しにつながるのだと思います。感謝の気持ちを忘れずに、成人としての決意を心に刻み、それぞれの持っている可能性を信じてまい進していくことを誓います」などと新成人を代表して決意の言葉を述べました。
式典終了後には、おもちゃ開発者で株式会社ウサギ代表取締役の高橋晋平さん(北秋田市出身)が、「楽しい人生を作るためのアイデア」と題して記念講演を行い、自身の経験に基づき、新成人にアドバイスを送りました。その後、北秋田市から新成人の方々に記念品として贈られる記念写真の撮影が、それぞれの出身地区ごとに行われました。