2015年08月28日
コンテンツ番号6930
恒久平和と郷土の更なる発展を誓う
北秋田市戦没者追悼式が、8月28日(金)に市文化会館で行われ、参列した遺族らが黙とうと献花などで戦没者の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにしました。
戦没者追悼式は、第2次世界大戦により亡くなった当市出身者約1700人を追悼し、平和を祈念するため毎年挙行されおり、この日は遺族ら約200人が参列し、黙とうや献花などで戦没者の冥福を祈りました。
式典では、君が代斉唱、戦没者への黙とうに続き、津谷市長が「し烈を極めた戦いの中、祖国の安泰と家族を案じつつ、異境の地で亡くなられた方々の無念を思うと、万感胸にせまるものがあります。戦後、我が国は敗戦という混乱の中から立ち上がり、幾多の困難を乗り越え、今日の平和と繁栄を築き上げました。北秋田市においても昨年10周年という節目の年を迎え、更なる発展を心に期していますが、この平和で豊かな生活が戦争で命を落とされた尊い犠牲と引き換えにあるということを決して忘れることなく、郷土を守り育て誰もが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいきます。戦後70年を迎え、国民の約8割が戦後生まれとなった今、改めて先の大戦で学んだ多くの教訓を心にきざみ、平和の大切さを次世代へ語り継ぐことが私たち一人一人の責務であり、今後とも恒久平和を願い一層努力していくことを誓います」などと式辞を述べました。
このあと、北秋田地域振興局鷹巣阿仁福祉環境部の石山明部長、北秋田市議会の長崎克彦副議長、北秋田市遺族連合の高橋久雄会長が、「世界各国との友好を一層深め、恒久平和の確立に積極的に貢献するとともに、先人から引き継いだ美しい山河を守り、県民が夢と希望を持って心豊かに暮らせる、ふるさと秋田の実現に向けて全力を尽くします」、「今日の平和で豊かな社会は、祖国のため尊い命を落とされた戦没者の上に築かれており、平和を祈り郷土の更なる発展に市民の心を一つにすることは、たいへん意義深い事。永遠の平和達成のため、北秋田市議会として一層の努力をいたします」、「皆様のご遺徳をしのび、二度と苦しみ悲しみの歴史を繰り返すことがないよう、平和の尊さを子々孫々に正しく語り伝えていくことを誓います」などと追悼のことばを述べました。
最後に、津谷市長、遺族会代表らがステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族らもホール内の献花台に献花し、戦没者の冥福を祈りました。