2015年07月02日
コンテンツ番号6412
「北あきたバター餅」の販売促進に重点
日本バター餅協会(村井松悦会長)の平成27年度総会が7月2日(木)、北秋田市交流センターで開かれ、バター餅を市内で製造・販売する会員が出席して、平成27年度事業計画及び収支予算などを承認しました。
総会では、村井会長が「当協会も設立から3年が過ぎ、いよいよ真価が問われる年です。今日は、「北あきたバター餅」の販売を促進するために、講習会に講師をお呼びしていますし、これからは市に依存するのではなく、我々が頑張って自立するように、これから皆で盛り上げていかなければならない。また、バター餅の人気が出たところで真似をする業者がたくさん出てきた。他の商品と差別化を図りながら、さらにレベルアップをしなければならない。味やパッケージの改善に取り組み、消費者に飽きられないよう、この一年は努力し、出発の年にしたい」とあいさつしました。
議事では、平成26年度事業報告、収支決算報告が行われたほか、平成27年度の事業計画や収支予算を承認しました。
平成27年度の事業計画では、販売促進に重点的に取り組み、東京や大阪の百貨店などで開かれる物産展10か所ほどに参加する予定です。協会主催イベントとしては、7月23日の「北あきたバター餅の日」記念イベント、敬老式出席者へ「寿命が延びるバター餅」の贈呈、受験を控えた中学3年生へ「点が伸びる合格祈願バター餅」の贈呈などが計画されています。
また、同協会は、市から委託を受け、「北あきたバター餅」の商標使用を認めるかどうかの審査も担っており、毎月10日を申請の受付期日とし、商標使用の審査は、申請のあった月に1回開催することにしています。
総会終了後は、「日本バター餅協会講習会」も開催され、「あきた企業活性化センター」でデザイン相談アドバイザーとして活躍している鈴木弓子氏、「秋田県よろず支援拠点」でサブコーディネーターを務め、売上拡大、商品開発など多岐にわたる相談に対応し、シニア・インキュベーションマネージャーとして活躍されている柿崎博美氏が、『「北あきたバター餅」の販売を促進するために』と題して講演を行いました。
講演では、「バター餅のブランド化を目指すならどのようにしたらよいか」、売れる商品とは「誰に向かって何を言っているのか」伝わっている商品であること、「バター餅は今後どのような道を歩むのか」などの点について講師2人が見解を語り、出席した会員は、講演に真剣に耳を傾けていました。
最後に、協会顧問の虻川副市長が「日本バター餅協会も4年目に入り、いろいろな課題を抱えながら、遠くは大阪の阪急百貨店うめだ本店、今年も三越を含めて10か所ほどの百貨店で催事に参加する予定です。様々な製造者のバター餅を出品しながら行っている現状です。今年は、第4回「BM-1グランプリ」でアレンジ部門の最優秀賞を受賞した抹茶入りバター餅を商品化するなど、目先を変えないとなかなか進んでいかないと思うので、協会の組織力を活かしながら前進していきたい」と述べました。