2015年07月23日
コンテンツ番号6376
地元から人気を再び盛り上げよう
日本バター餅協会(村井松悦会長)主催の「北あきたバター餅の日」記念イベントが、7月23日(木)に市中央公民館で開かれました。認定こども園しゃろーむと鷹巣中央保育園の園児や秋田北鷹高校の生徒、一般市民、総勢150人が参加し、「バターもち体操」を踊ったり、ふるまわれたバター餅を試食するなどして楽しいひとときを過ごしました。
バター餅は、平成24年にテレビ番組に取り上げられたことにより、爆発的な人気となりました。北秋田市では、この北秋田地域で愛され、受け継がれてきた味を守っていくため、同年「バター餅の里」宣言を行うとともに、「北あきたバター餅」として商標登録を行いました。併せて、北秋田市の製造・販売業者等による日本バター餅協会が設立されています。これは、安全でおいしいバター餅を北秋田市の特産品として提供することと、バター餅発祥の地をPRすることを目的としています。この「バター餅の里」宣言を行ったのが平成24年7月23日であるため、「北あきたバター餅の日」として毎年記念イベントが開催され、今年で3回目となります。
はじめに、日本バター餅協会の村井松悦会長が「バター餅は、阿仁の山里でひっそりと親しまれていたが、テレビに紹介され大ブレークした。最初は、一過性ですぐにブームが終わるのではないかと心配されたが、3年間頑張って全国版になった。首都圏では大人気です。残念ながら地元では少し、人気が陰ってきましたが、こうしたイベントを通して、地元の皆さんの思いをもう一度盛り上げていただき、製造者の皆さんには更なる味の向上、パッケージ等の工夫をして、北秋田市の特産品として全国に発信していきたい」などとあいさつしました。
つづいて、シンガー・ソングライターの本城奈々さんと「北あきたバター餅」のイメージキャラクター「バタもっち」がステージに登場し、本城さんが考案した「バターもち体操」を披露。参加者全員が一緒に踊ってイベントを盛り上げました。
このあと、秋田北鷹高校家庭クラブの生徒たちが考案した「SCCバター餅」(塩キャラメルチョコレートバター餅)などがふるまわれ、参加者たちは地元の特産品をアレンジした新たな味を味わいながら、この記念日を祝いました。
また、会場では「バタもっち」を用いた地域おこしに取り組む「バタもっち愛女子会(あいこうかい)」による缶バッチ作りや手づくりの消しゴムはんこを使った手さげ袋作りの体験コーナーが設けられたほか、認定こども園しゃろーむと鷹巣中央保育園の園児たちによる「バタもっち」のぬりえが展示され、会場を彩りました。
さらに、「BM-1グランプリ」や「北あきたバター餅の日」など、これまでのバター餅に関するイベント開催の様子が展示物によって紹介され、会場内では多彩な企画が繰り広げられました。
午後からは、齊藤イヨ子さん(阿仁水無)を講師にバター餅の手作り体験教室が開かれ、参加者は、熱心にメモを取り、バター餅の作り方を教わっていました。