2015年07月27日
コンテンツ番号6371
合川中の生徒が国立市で貴重な体験
合川まと火子ども交流プロジェクト2015に参加した合川中学校の生徒が、7月27日(月)に市役所を訪れ、市長にイベントでの活動内容や参加した感想を報告しました。
このプロジェクトは、昭和54年から旧合川町と児童交流のあった東京都国立市が、合川地区の伝統行事である「まと火」を実演するイベントを昨年から開催しており、そのイベントにボランティアとして参加し、県外の住民や中学生との交流を通して、心の絆を育むことを目的として企画されたもので、今年は、7月19日に多摩川河川敷公園グラウンドで行われた「国立まと火」に合川中学校の有志16人(男子8人、女子8人)と引率及び指導者13人が、ボランティアスタッフとして参加しました。
この日、報告に訪れたのは、プロジェクトの実行委員長を務めた3年の田中優衣(ゆい)さんをはじめ、近藤青空(そら)さん、佐藤千笑(ちえみ)さん、工藤遼(りょう)さんの生徒4人と、生徒の引率や指導にボランティアであたった三浦浩子さん、成田淳子さん、まとび保存会の関源一さん、合川中学校の相沢一先生の8人。
はじめに、田中実行委員長が「国立市で3日間、交流を深めてきた。まとびの実演では、来てくれた人たちに『きれいだね』などと声をかけられ嬉しかった。また、トマトや比内地鶏のスープ、おにぎりなどの振る舞いを通して、北秋田市を大きくPRすることができたと思っている。このような貴重な体験ができたのは市の支援のおかげ。ありがとうございました」などとあいさつ。
続いて、まと火部会を担当した近藤さんは「たくさんの方たちの支えにより、まと火を成功させることができた。国立市の人たちが、まと火を見て喜んでいる姿を見て自分も嬉しく思った。このまと火を通して、国立市の中学生と仲良くなれ、国立市の方たちの温かさを感じた」などと、イベント部会を担当した佐藤さんは「ババヘラアイスや比内地鶏スープ、あきたこまちで作ったおにぎりなどを提供したが、とても好評で列が途切れることがなかった。募金活動でも多くの方たちが募金をしてくれて、国立市の人たちの心の優しさを感じた」などと報告をしました。
報告を受け、津谷市長は「皆さんの頑張りにより、多くの感動を生み、国立市の方々の心にも大きなまと火が灯ったと思う。募金も多くの方々からあったようだが、皆さんの優しい気持ちが会場に伝わったからと感じている。この国立市と北秋田市とを結びつけた『まと火』は、地元を愛する人たちが続けてきた伝統行事。こういった素晴らしい伝統行事をはじめ、食べ物、山、川、水、空気などもすべて自分たちの誇りとして、高校生、大学生、社会人、そして北秋田市を離れることになっても忘れないでほしい。今後も、この事業で得た感動や地域の宝を大切にし、勉強や部活だけでなく幅の広い視野を持った人に育ってもらいたい」などと今後の活躍に期待を寄せました。