2015年06月28日
コンテンツ番号6323
森吉山麓の素晴らしさを全国に
森吉四季美湖カヌーまつりが、6月28日(日)に森吉山ダム周辺で行われ、来場者はカヌー体験やステージイベント、ダムの見学など盛りだくさんのイベントを楽しみました。
このイベントを主催する森吉山ダム水源地域ビジョン実行委員会(加藤寿・実行委員長)は、森吉山ダムの完成により誕生したダム湖「森吉四季美湖」をはじめとした森吉山麓の自然環境を活用し、地域活性化につなげるため、行政と協力しながら実現に向けて活動に取り組んでいます。
その活動の一環として実施している『森吉四季美湖まつり』は、ウオーキングやカヌー体験など、体験型の企画に重点をおき、大自然に触れてもらいながら、あらためて森吉山麓の素晴らしさを知ってもらう機会として、毎年夏と秋に開催しており、今年で5年目を迎えました。
メイン会場の森吉山ダム広報館前で行われたオープンセレモニーでは、加藤委員長が「今年で5年目を迎え、例年、千人ほどの方にお越しいただき、このイベントも定着してきたように感じている。このイベントは、ダムの完成をきっかけに森吉山麓の素晴らしさを全国に伝えるために始まったもの。ここには花の百名山をはじめとする自然観察、日本一の渓流トレッキングコースなどがある素晴らしいアウトドアエリアです。今日は、イベントを通じて森吉山の魅力を少しでも理解してもらいながら今日一日楽しんでほしい」などとあいさつ。
続いて、来賓の秋田大学北秋田分校の濱田純・分校長が「このイベントはアウトドアの祭り。祭りには3つの要素があり、多くの人たちの祈り、感謝、願いの3つが合わさることで、とてつもないエネルギーが生まれるといわれている。東日本大震災でも大きな被害に打ちひしがれながらも、地域の人たちによる祭りから復興が始まっていった。これは、多くの人たちの強い思いがエネルギーとなりそこに集まったからである。観光客がイベント祭りに行くのは、祭りのエネルギーを見に行くため。秋田大学でも地域の方たちと一緒になって、10周年に向けて頑張っていく」などとあいさつを述べました。
この日は、時折小雨の降る肌寒い天気でしたが、広報館前で行われたステージイベントでは「大館よさこい鳳翔華(ほうしょうか)」の皆さんが、息の合った迫力ある踊でオープニングを飾り、続いて秋田大学アカペラサークル「ixi(イクシィ)」の皆さんも美しいハーモニーを会場一杯に響かせ、来場者を魅了しました。このあとも「スプリングフォー」、「前田三味線倶楽部」、「森吉山麓火まつり太鼓」など地元で活躍するグループが演奏を披露して会場を盛り上げました。
また、ステージの後方には、森吉牛や細越うどんなど、地元の多彩な料理や食材を使った出店が立ち並び、来場者は寒さを忘れ、それらの料理に舌鼓を打っていました。
このほか、普段は見ることができないダムの内部を見学する「ダム探検隊」、秋田杉を利用したカヌーに乗ることができる「カヌー体験」、「ダム堤体登り」のほか、優勝者には豪華賞品が贈られる「第2回四季美湖カヌーマラソン大会」が行われるなど、参加者はたくさんのイベントを通して大自然に触れながら、アウトドアを思う存分楽しんでいました。