2015年05月14日
コンテンツ番号6313
北秋田市教育大綱の策定について原案通り承認
平成27年度第1回北秋田市総合教育会議が14日、市役所で開催され、「北秋田市後期基本計画」に基づき、市の教育行政の基本方針を定めた学校教育編、生涯学習編、スポーツ振興編からなる北秋田市教育大綱の策定について原案通り承認しました。
総合教育会議は、地方教育行政の組織および運営に関する法律に基づき、市長と教育委員会が教育行政の大綱や重点的に講ずべき施策などについて協議・調整を行う場として新たに設置されたものです。
会議には、津谷市長、三澤教育長、教育委員ら5人が出席しました。津谷市長は「今回、法律の一部改正に伴い、この4月から新たな教育委員会制度が始まったところです。変更点としては、各自治体の首長が教育長を直接任命することになったほか、総合教育会議を主催し、教育目標や施策の基本的な方針を定めることとなっている。今後はこの会議で教育行政の大綱を策定し、施策を推進していくことになる。また、さまざまな課題に対してもその解決に向けて迅速に対応していきたい」とあいさつしました。
つづいて、三澤仁教育長が「この会議は、市長と教育委員が一堂に会し、年2回ほど開催される予定となっている。この会議で北秋田市における学校教育、社会教育、スポーツ全般にわたり、市長と教育長、教育委員がその教育理念や方針、施策、事業などについてお互いに胸襟を開いて自由闊達(かったつ)な協議や意見交換が行われることが望まれる」とあいさつしました。
このあと、市長と教育委員会をもって組織する総合教育会議の運営要綱を承認したあと、北秋田市教育大綱の策定について協議し、原案通り承認しました。
教育大綱は、市の後期基本計画に基づき、今年度策定した学校教育ビジョンによる学校教育編、平成24年度に策定した第2次社会教育中期計画による生涯学習編、平成25年度に策定したスポーツ振興基本計画によるスポーツ振興編の3編で構成されています。
このうち、学校教育ビジョンでは、基本理念を『心豊かでたくましい人間性を育む教育の推進』とし、目指す子どもの姿に「主体的に学び新しい時代を創造する子ども」を掲げ、重点目標を(1)自分で判断し自分で行動できる力を育てます(2)学校・教師の力を高め魅力ある学びの場をつくります(3)学校・家庭・地域が連携し支え合う取組を推進します、としています。
また、社会教育中期計画では、基本理念を『みんなで育む豊かなこころと創造力』とし、重点目標に「市民と行政が一体となった生涯学習の推進」、「地域・世代を超えた心の交流」、「豊かな感受性と健康な体づくりの推進」を掲げています。
スポーツ振興基本計画では、基本理念を『スポーツを通じた活力あるまちづくりの推進』とし、「生涯にわたるスポーツ」、「青少年のスポーツ」、「地域スポーツ」、「競技スポーツ」のスポーツ全般にわたる項目について掲げています。