2015年05月31日
コンテンツ番号6279
どんな作品になるか楽しみ
内陸線の車窓から眺める田んぼアートを制作する田植えが、5月31日(日)に阿仁小渕地区で、6月1日(月)には小又平里地区で行われ、地元住民や児童など多くのボランティアが参加し作業に汗を流しました。
田んぼアートは、アート用に開発された異なる品種を植え、紫、黄、緑、赤など色とりどりの葉や穂によって絵や字を描くもの。作業を通して北秋田市の地域住民のつながりを育むとともに、観光客が訪れたくなる景観をつくり、秋田内陸線の集客力アップにつなげようと秋田県北秋田地域振興局が企画し、今回で4回目です。
今年のテーマは「秋田」で、小渕地区(小渕駅~阿仁合駅間)には「秋田美人」と「秋田犬」、小又平里地区(阿仁前田駅~前田南駅間)には、「なまはげ」とバター餅のマスコットキャラクター「バタもっち」をイメージした図柄を浮かびあがらせる計画です。この日の田植え作業に先立ち、北秋田建設業協会若手会員らで組織する「若葉会」(菊地建一会長)の有志が、トータルステーション(TS)という機器を使って、図柄の基となる下絵を描くための測量を行っています。
小渕地区で行われた田植えには、阿仁合小学校の児童、秋田北鷹高校の生徒、秋田大学の学生、地元自治会、一般ボランティア、JAあきた北央、秋田内陸縦貫鉄道(株)、北秋田建設業協会、北秋田地域振興局、市役所などから約140人が参加しました。はじめに、北秋田地域振興局総務企画部の相場勝也地域企画課長が「4回目を迎えるが、県外からも見に来ています。見頃を迎えたら、色々な人に声をかけ、内陸線に乗って見学しましょう」などとあいさつしました。
続いて、担当者が植え付け方法や注意事項などを説明した後、参加者が「ゆきあそび」「あかねあそび」「紫大黒」など6種類の苗を、絵柄の形に張られた枠の中に一株一株ていねいに植えながら、完成品の出来栄えに期待を寄せていました。見頃は、7月上旬から8月下旬です。
また、仙北市角館地区の羽後太田~角館駅間には、「紙風船」と「スキーのモーグル」をイメージした絵柄が登場する予定です。