2015年04月05日
コンテンツ番号6262
有事に備え機敏な動作
北秋田市消防団(金田咲美消防団長)による一斉放水訓練が4月5日(日)、鷹巣、合川、森吉、阿仁の各地区で行われ、制服姿の団員たちが有事に備えた機敏な動作で訓練に臨みました。
訓練は春の火災予防運動週間(4月5日~11日)の一環で、春季の火災多発期を迎え、消防ポンプ等の機械器具の点検や操作技術の向上を図る目的で実施しているものです。
訓練場所となったのは、鷹巣地区が鷹巣中央公園、合川地区が上杉農村運動公園、森吉地区が米内沢ショッピングモール下の阿仁川河川敷駐車場、阿仁地区が阿仁湯口内地区の4カ所。
このうち阿仁湯口内で行われた訓練では、一斉放水開始の合図とともに、団員がきびきびとした動きで河川から水をくみ上げ、ポンプ車や小型動力ポンプで河川に向かって放水しました。
閉会式では、統監の虻川副市長が「昨年の1月から3月における当市の火災発生件数はゼロでしたが、今年度は同時期で8件、負傷者が6人発生している。日頃より使命の重要性を改めて確認いただき、地域住民の防火意識を益々高めていただくよう任務にあたってほしい」などとあいさつ。
続いて、北林昭男副団長が「今日の訓練を拝見すると、若干遅いところがあったが、全体的には、日ごろの訓練成果が発揮できていたと思う。阿仁地区では、今年に入って現在無火災ですが、例年雪融けとともに、野火による山火事が発生しているので、火災予防を徹底するとともに、これからも訓練を積んで有事に備えてもらいたい」と訓示しました。
運動週間中は、女性消防団員と消防本部の職員がショッピングセンターで火災予防啓発活動を行ったほか、各地区の消防団員が全戸へ防火チラシを配布したり、消防車両で巡回広報をしたりして市民に火災予防を呼びかけました。
まだまだ寒さが残り、家庭や職場では、ストーブなど暖房器具を使用する機会が多く、また、空気が乾燥し、ちょっとした不注意から火災が発生しやすくなります。火の取扱いには十分注意し、火の用心を心掛けましょう。