2015年04月28日
コンテンツ番号6218
北秋田市をバター餅で地域興しをしていこう
森吉山麓村興し会(池田文明会長)主催の『第4回BM-1グランプリ』が4月28日(火)、クウィンス森吉で開催され、12の個人・団体から個性あるバター餅22品が出品されました。
この『BM-1グランプリ』とは「バター(Butter)」と「餅(Mochi)」の頭文字をとり、B級グルメの祭典である「B-1グランプリ」の美味しさと、笑いの祭典である「M-1グランプリ」の楽しさを併せもつ大会にしようという思いから名づけられました。
4回目の開催となった今回は、前回と同じく出品部門を従来の伝統的なバター餅の製法を基本とする「クラシカル部門」とブルーベリーやしそなど、ほかの食材を加えてアレンジした「アレンジ部門」の2部門に分けて行われ、販売を目的としたバター餅を製造していない12組の個人・団体からクラシカル部門に7品、アレンジ部門に15品の計22品目が出品されました。
はじめに、主催者の池田会長が「地域興しをしようと『BM-1グランプリ』を開催したところ、毎回趣向を凝らした作品が出品されています。この大会からバター餅の話題が市外・県外へと広がっていくことを願い、村興し会としても頑張っていきたい」とあいさつを述べました。
次に、津谷市長とクウィンス森吉を会場に提供したマタギの里観光開発(株)の上杉二三男・代表取締役社長が来賓を代表して祝辞を述べ、その中で津谷市長は「地域の皆さんが大事にして真面目に取り組んできた成果が表れ、北秋田市のバター餅が定着してきました。この北秋田市には、さまざまな文化、伝統、芸能があります。バター餅のような地域の宝をさらに掘り起こし、磨きをかけていきたい。地域の皆さんが元気に過ごせるような北秋田市づくりのために皆様のお力をお借りしたい」などとあいさつを述べました。
続いて、地元の前田保育園の園児たちと日本バター餅協会のイメージキャラクター「バタもっち」が、元気に「バター餅体操」を披露。園児たちが愛らしく踊る姿に会場は大盛り上がりを見せました。
「BM-1グランプリ」の審査方法は、1次審査として先着50人の一般審査員が各部門に一人の持ち点1を投票して上位作品を選び、続く最終審査では特別審査員13人が各部門に一人の持ち点5を投票してグランプリを決定します。
クラシカル部門に出品された7品のうち3品は、第3回の準グランプリ作品であることからシード作品となり最終審査に自動的に進むことが決定し、残った4品のうち上位2品が選出され、計5品で最終審査が行われました。アレンジ部門では、栗、こはぜ、いちご、抹茶などが練り込まれた多彩な作品が15品並び、このうち上位9作品が最終審査に進みました。審査員の方たちは、一つずつ『風味』や『食感』を確かめながら試食するとともに、さまざまなバリエーションのバター餅を楽しみました。
審査の合間には、NHK「TOHOKUメンコイらぼ」で放送されたバター餅による地域興しの映像がスクリーンで紹介されました。
また、バタもっち愛女子会(あいこうかい)による消しゴムはんこを使ったエコバッグ作り教室が開かれ、来場者は同会が用意した10種類ほどのオリジナルはんこを無地のエコバッグに押して、思い思いの絵柄に仕上げていました。 そのほか、前田保育園の園児たちによる「バタもっちぬりえ」が展示され、会場を彩りました。
最後に、各部門ごとに各賞が発表され、クラシカル部門では渡部のり子さん(米内沢)が、アレンジ部門では中嶋慶子さん(鷹巣)が、それぞれ初めてグランプリに輝きました。
表彰のあと、審査委員長である虻川副市長が「今回で4回目の開催となるが、予想もしなかったような作品が毎回出てきています。いろんな角度、発想から新しいものが出るというのが地域の活性化にもつながっていくものと確信しています。これだけのパワーがあれば、地方創生や街を元気にすることもできると痛感させられました」と講評を述べ、閉会しました。
受賞名 | 個人名・団体名 |
---|---|
最優秀賞(グランプリ) | 渡部 のり子 |
優秀賞(準グランプリ) | 関口 マリア |
佐藤 絹子 | |
特別賞 |
受賞名 | 個人名・団体名 | 作品名 |
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最優秀賞(グランプリ) | 中嶋 慶子 | まっちゃン |
優秀賞(準グランプリ) | 渡部 のり子 | いちご味バター餅(ないりっくん) |
秋田県立秋田北鷹高等学校家庭クラブ | バターもち入りパイ | |
特別賞 | 秋田県立秋田北鷹高等学校家庭クラブ | ボンボンショコラバターもち |
山田 マス子 | レーズンバターもち | |
審査員特別賞 | 金沢 百合子 | バター餅の揚げおかき |