2015年04月30日
コンテンツ番号6216
次への第一歩踏み出す
北秋田地区更生保護女性の会(嶺脇シズヱ会長)の創立50周年記念式典が、4月30日(木)に中央公民館で開かれ、会員及び関係者ら約120人が出席し、節目を祝いました。
同会は昭和40年に「北秋田地区更生保護婦人会」として発足し、平成15年には「北秋田地区更生保護女性の会」と改称。発足当時の会員は45人でしたが、現在は北秋田市と上小阿仁村の159人の会員が、更生保護事業への協力、青少年の保護・育成、不良化防止、保護司活動への協力など、犯罪のない明るい社会づくりに向けて取り組んでいます。
記念式典で嶺脇会長は、「結成以来、歴代の会長から受け継がれたものは、大きな愛と深い奉仕の心で、それが会員一人一人の行動にしみついています。私たちの活動は、時代の変容とともに、女性の優しさで見つめ直し、研鑽を積んでいかなくてはなりません。これまでの活動に誇りと自信をもって、心をひとつに手を携え、安全で安心して暮らせる社会づくりのために、課題と向き合い、一層努力を重ねていくことを誓います。また、今日を、次への第一歩を踏み出す日にしたいと思います」と今後の活動への意欲を述べました。
続いて、長年にわたり会の活動に貢献のあった、中嶋喜代さん、北嶋いずみさん、土濃塚眞知子さんに感謝状が贈られました。
次に、津谷市長、秋田保護観察所の谷津田陽治所長、北秋田警察署の古屋義和署長が来賓としてあいさつしました。このうち津谷市長は「この地域の実情をしっかりと踏まえながら、女性の持つ温かさや、優しさ、きめ細やかさを生かして、だれもが心豊かに生活していくことができる社会づくりのために、日々ご尽力いただいていることに感謝申し上げます。長年培ってこられた貴重な知識と経験をもとに、今後も更生保護活動に努めていただき、引き続き力添えをお願いします」とお祝いを述べました。
このあと、秋田県更生保護女性連盟の太田宥子会長が「更女の道は恵まれた出会いから」と題して記念講演を行い、秋田市在住の北嶋奏子さん(ヴァイオリン)と佐々木久美子さん(ピアノ)が祝演奏を披露し、式典に花を添えました。