2015年03月13日
コンテンツ番号6206
日々学びあい、自らの生活をより豊かに
鷹巣地区の高齢者のための生涯学習講座「高鷹大学」の卒業式・閉講式が3月13日(金)、文化会館で行われ、卒業生に卒業証書が授与されました。
北秋田市では、他にも各地区で「ことぶき大学(合川地区)」「森吉大学(森吉地区)」「阿仁生き活き大学(阿仁地区)」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が行われており、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などを通しながら心身ともに元気になることを目的に活動しています。
高鷹大学は、昭和61年に設立され、全体学習講座が年6回、詩吟や陶芸、歌謡といったクラブ活動は月1、2回開講され、一般の大学と同じように最初の過程(大学課程)が4年、卒業後の次の過程(大学院過程)が4年、さらに学習を深めたい方は継続して学び続けることができる制度です。
今年度は、9人が大学課程を修了、また11人が大学院課程を修了。卒業証書授与では大学過程を代表して土佐卓次さん(小猿部)、大学院課程では藤田良子さん(綴子)が卒業生を代表し、佐藤善壽学長から卒業証書を受けとりました。また、開催された講座すべてに参加した22人の皆勤者を代表し、沼田キサ子さん(綴子)に皆勤賞が授与されました。
このあと、佐藤学長が「一年を振り返ってみると、朝起きが辛いときや悪天候で外出がたいへんなときが往々にしてありましたが、それを克服して本日を迎えられたことに対して感謝と敬服の意を表します。一日の過ごし方として『学びに勤しみ励むか、無頓着にただ過ごすか、体力維持のために動くか、ぼんやり過ごすか』とありますが、皆さんが一年間励まれたことの結果が、今の皆さんに表れています。今後も、私たちの置かれているありがたさや日常活動できる素晴らしさを肝に銘じながら、ともに学び、活動しながら新しい一年を過ごしたいと思う」などと卒業を祝いました。
また、来賓の津谷市長が「皆さんはこれまでの人生において様々な立場でご活躍され、時には苦しく大きな困難を乗り越えられてきた人生経験豊富な方々です。市では今年度地域の高齢者の方々の様々な活動を紹介しながら更なる世代間、地域間交流に繋げる『Gちゃんサミット』を開催しましたが、地域を支える上で、重要なのは皆さんのように積極的に地域活動を行っている元気な人材に他ならないと強く思います。皆さんが今後も学びを深めていくためにも健康に十分ご留意され、この北秋田市を活気づけてほしい」などと祝辞を述べました。
卒業生を代表してあいさつに立った佐藤繁子さん(綴子)は、これまでに参加したレクリエーションダンスクラブ、園芸クラブの活動を紹介しながら「これまでに学んだ数々のことを地域活動に生かしながら、多くの方と交流し、学ぶことの楽しさを生きがいに健康に留意しながら、充実した日々を送りたいと思います。」などと謝辞を述べました。
このあとの記念講演では、能代ミュージカル・キッズの今立善子代表が「明るく生きること」を演題に講演を行い、学生たちは真剣な表情で聴き入りました。
高鷹大学では平成27年度の入学生を募集しています
高鷹大学は入学試験のない大学で、55際以上の方ならどなたでも受講でき、多くの市民の方が受講しています。学習のみならずたくさんの人とふれあうことで心身ともに元気になることができる大学です。学費は無料ですが、運営費として年1000円を申込み時に納入していただきます。
詳しくは、北秋田市教育委員会・生涯学習課生涯学習係(TEL:62-1130)までお問い合わせください。