2015年02月27日
コンテンツ番号6107
地元の魅力を再認識し、全国へ発信
第29回国民文化祭北秋田市実行委員会第4回総会が、2月27日(金)、市役所で開かれ、平成26年度の事業報告と収支決算が承認されたほか、目的が達成されたとして実行委員会の解散を決めました。
はじめに、実行委員会会長の津谷市長が「当市においては内陸線アート、チェンソーアートフェスティバル、現代詩フェスティバルの3つの主催事業を実施し、関係者も含め約2万7000人の方々にご来場、ご参加をいただいた。地元文化の魅力を再認識するとともに、全国に当市の魅力を発信することができた」などとあいさつしました。
議事では、平成26年度の事業報告と決算が審議されました。このうち事業報告では、事務局が市主催の内陸線アート、チェンソーアートフェスティバル、現代詩フェスティバルの実施状況や来場者数、成果などを説明しました。内陸線アートでは、アーティストの日比野克彦氏と地域住民による「魚座造船所」の制作、劇作家・平田オリザ氏脚本演出による演劇列車「秋田内陸阿房列車」の上演、気球プロジェクト、絵画や写真の公募展、現代アートの作品展示などを行い13,996人が来場。チェンソーアートフェスティバルでは、全国のトップカーバー6人による公開制作と展示、チェンソーアート体験教室、木のアート展などを開催し、4日間のイベント開催期間中に5290人が、その後の作品展示に4577人が来場。現代詩フェスティバルでは、現代詩の作品募集に全国から4600篇の応募があり、全国文芸祭現代詩大会、詩を創作する詩作の旅、畠山義郎特別展などに2651人の来場があったことを報告しました。そのうえで、地元文化を再認識する機会となったことや文化活動への参加意識の高揚が図られたこと、全国に北秋田市の魅力を発信できたことを成果として挙げて説明しました。
また、実行委員会は、第29回国民文化祭・あきた2014を円滑に開催することにより、広く住民の文化活動への参加意欲を喚起するために設立し事業実施してきましたが、目的が達成されたとし、今年度中に解散することにしました。
最後に津谷会長は「国民文化祭は、この地域にはたくさんの宝があることを再認識できた機会だと思う。今後は地域の宝を地域の皆様が誇りに感じ、自信を持って外に発信してもらえるよう取り組むとともに、この成果を文化振興のみならず、観光や産業の活性化に活かしていきたい。皆様のこれまでのご尽力、ご協力に感謝申し上げます」とお礼を述べました。