2015年01月08日
コンテンツ番号6085
地域の繁栄を願い気持ちも新たに
(2015年1月8日)
北秋田市商工会女性部(和田テヱ子部長)主催の第38回北秋田市新春交流会が1月8日(木)、中央公民館で開かれ、商工会会員や各団体長など約400人が出席して新年を祝いました。
年頭恒例の新春交流会は、各地区で名刺交換会として商工業者や行政、各団体長らが参加し行われていましたが、商工会の合併後、市内一本化で開催し、今回が6回目です。
交流会は、日本当道会碇谷社中による箏曲から始まり、続いて参加者全員で君が代と北秋田市民歌を斉唱し市民憲章を朗読。その後、主催者を代表して和田部長があいさつに立ちました。
和田部長は「経済環境は、昨年4月からの消費税アップや円安により日々諸物価が上昇を続け、家計は圧迫される一方です。アベノミクスによる景気上昇ムードは、大企業や都市部にはその恩恵があるものの地方に住む私たちには実感がなくむしろ厳しい状況下にあります。地方創生は猶予も許さない喫緊の政策であり、今年こそ地方に光をあててほしいと思います。今年も女性部は、微力ですが地域の元気づくりに貢献できるよう地域に根差した活動を推進してまいります。今年一年の商売繁盛、五穀豊穣を願い、あわせて参会の皆さまのご健勝、ご多幸を祈念するとともに、本日の交流会が未年の素晴らしいスタートになることを願っています」などと新年のあいさつを述べました。
続いて、来賓の津谷市長と北秋田市商工会の北林昭男副会長があいさつを述べ、津谷市長は「市政誕生10周年記念で待望の市民歌ができました。合併の時の希望と夢に満ちた気運を盛り上げていただくためにも、多くの市民に歌っていただきたい。市では、超高齢化、少子化時代のなか、地域を活発にしていくため、中心市街地活性化にむけて(仮)生涯学習交流施設の建設を進めており、宮前町の市営住宅、伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設の建設もすすめております。しかし、ただ箱ものだけをつくればいいというものではなく、しっかりと使っていただくことが大事だと思っています。また、市には食文化、伝統芸能、自然資源、マタギ文化や伊勢堂岱遺跡、工業製品、工芸品など様々な宝がたくさんあります。今年はその宝を一つ一つ掘り起こして磨き上げて応援していく年にし、ここでがんばっている人たちと一緒になって前へ進めるような施策を展開していきたい」などと話しました。
このあと、祝宴では商工会女性部有志による祝舞が披露され、秋田県北秋田地域振興局の熊谷淳局長の音頭で乾杯。出席者は互いに新年のあいさつを交わしながら景気の見通しなどを話題に交流を深めていました。