2015年01月09日
コンテンツ番号6083
教育実践事例等を発表し合い、指導方法などを学ぶ
平成26年度北秋田市教育センター所員発表会・教育講演会が1月9日(金)に文化会館で行われ、教育関係者など約300人が参加して各学校での取り組みや講演を聴きながら効果的な指導法を学びました。
センターは、三澤教育長を所長に市の教育に関する調査研究や教職員の研修により教育振興を図ることを目的とした組織です。所員発表会では、各校での実践事例などを発表し合い、互いの教育活動に役立てようと実施されています。
開会行事では、はじめに三澤所長が「地方創生が国を挙げて行われますが、年々子どもたちが少なくなり、秋田県の人口はどんどん減っています。将来、この地域をどのようにしたら維持できるかを皆さんで考えていかなければなりません。元気なふるさとを作るために、私たちも子どもたちも行動人となって地域づくりの一員となって意欲的に取り組み、十年後二十年後に自分たちが生まれ育ったこの土地を、子どもたちが元気にしてくれることを強く期待します」などとあいさつしました。
つづいて、来賓の津谷市長は「子どもたちによる学力調査の県平均を上回る成績や、鷹巣中学校女子陸上部の活躍、現代詩フェスティバルでの優秀な成績など、市全体を元気づけてくれている活躍は、先生方が愛情と心を込めて指導に当っている賜物であると感謝申し上げます。市でも、市の未来を担う子どもたちが健やかに育っていけるような環境づくりに一生懸命取り組んでいきますので、これからも温かい気持ちで接して一人一人を伸ばしていただけますようお願いします」などとあいさつを述べました。
このあとの所員発表では、合川北小学校の庄司静子教諭と佐藤佐織教諭、阿仁合小学校の木村裕文教諭と瀨川ひろえ教諭、合川東小学校の高橋由美子養護教諭と合川北小学校の佐藤利加子養護教諭が、それぞれ各学校の学習指導への取り組みなどについて発表しました。
このうち阿仁合小学校では「主体的に関わり、分かり合う力の育成」と題して発表。発表では、「子ども同士だけでなく、保護者を加えた集会や観光ガイドの実施を通して保護者や地域と関わりが増え、ふるさとを大切に思う気持ちや地域貢献に対する意欲がわいた」などと成果を述べました。また、今後の課題として「他地域へ出た時にたくさんの人と関わり合いをもって成長できるように、子ども達が自分たちで考え、自主的に活動できるようにしていきたい」などと述べました。
続いて行われた講演会では、文部科学省初等中等教育局教科調査官の長田徹氏が「何を学ばせるのか、どんな力を身に付けさせるのか」と題して講演を行いました。