2015年01月10日
コンテンツ番号6082
安心安全な地域づくりのため、更なる活動を誓う
北秋田地区交通指導隊連合会と北秋田地区防犯指導隊連合会の安全祈願式及び査閲式が、1月10日に行われました。
北秋田地区交通指導隊連合会(柏木良二会長、隊員55人)と北秋田地区防犯指導隊連合会(畠山東会長、隊員47人)の安全祈願式及び査閲式が、1月10日(土)に上小阿仁村生涯学習センターで行われ、今年一年の安全を祈願するとともに隊員の意識統一を図りました。
北秋田地区交通指導隊連合会は、北秋田市と上小阿仁村の交通指導隊で組織され平成18年3月に発足。交通指導隊の適正な運営とともに、北秋田警察署管内における交通安全運動の推進に取り組んでいます。現在の隊員数は、北秋田市48人、上小阿仁村7人の55人で、この日は27人が参加しました。
北秋田地区防犯指導隊も同様に、市と村の防犯指導隊で組織され平成18年3月に発足。犯罪のない明るい社会をめざして管内における地域住民の防犯意識の高揚とともにパトロール等の防犯活動に取り組んでいます。現在の隊員数は、北秋田市41人、上小阿仁村6人の47人で、この日は29人が参加しました。
交通指導隊の査閲式では、柏木会長、津谷市長、加賀谷上小阿仁村副村長、古谷義和・北秋田警察署長による査閲が行われ、このあと3人の査閲官がそれぞれ激励の言葉を述べました。このうち津谷市長は「交通指導隊員の皆さんには、年間を通じて地域の交通安全推進にご尽力いただき、心から敬意と感謝を申し上げる。県内の交通事故をみると発生件数及び死傷者数は減少しているが、北秋田警察署管内では残念ながら増加の傾向にあり、昨年は死亡事故も発生している。悲惨な交通事故から尊い命を守ることは、すべての住民の願いであり、市としても交通死亡事故をゼロにするため、北秋田警察署や交通指導隊、関係団体との連携を密にして、より一層の努力を続けていかなければならないと考えている。皆さんにも交通安全教育や街頭活動、広報活動など、引き続き地域に密着した活動を展開していただき、交通事故のない安全で安心な地域づくりのため、ご尽力をお願いしたい。皆さんの活動は、今日のような雪の日や雨の日、風の日など大変過酷な状況のもとでの仕事ですので、健康には十分に配慮くださることをお願いするとともに、今年一年の皆さんのご健勝と益々のご活躍をご祈念申し上げる」などと述べました。
最後に、交通指導隊連合会の古矢美穂隊員(上小阿仁村)が「我々交通指導隊員は、悲惨な交通事故死ゼロを願い、交通安全の重要性を広く地域住民に浸透させるため、関係する機関や団体と連携を図りながら、『子どもと高齢者の交通事故防止』、『飲酒運転の根絶』、『シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底』の三つについて全力で取り組む」と決意を述べました。
一方、防犯指導隊査閲式では、査閲のあと津谷市長が「日頃より昼夜を問わない献身的な活動で、地域の安全安心を守っていただき、心から敬意と感謝を申し上げる。秋田県は全国的にも犯罪率が少ないと伺っているが、オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺は、前年度を上回る勢いで被害者数、被害額が増大しており、その手口も年々巧妙化している。市の消費生活相談窓口にも、特殊詐欺に関係するものが今年度は10件あり、幸い被害はなかったが、いつ特殊詐欺に遭遇してもおかしくない状況にある。犯罪を無くすることは大変難しいことだが、皆さんが各地域で献身的に実践されている活動の積み重ねにより、住民一人一人が高い関心と知識を身に付けることで、被害に未然防止を図ることができ、地域全体の防犯力の向上につながるものと思っている。今後とも、健康には十分にご留意いただきながら、犯罪の無い安心安全な地域づくりのために、より一層のご尽力をお願いしたい」などと激励の言葉を述べました。
最後に、防犯指導隊連合会の畠山会長は「昨年は、虐待やいじめ、目的の分からない無差別殺人のほか、巧妙な手口による詐欺事件が毎日のように報道された。我々は警察署をはじめ各団体との連携を密にしながら、地域住民が安全安心して暮らせるよう、これまで以上の活動を約束する」などと決意を述べました。