2015年01月18日
コンテンツ番号6072
冬眠中の様子を間近でじっくり
阿仁熊牧場「くまくま園」で1月18日(日)、冬眠中のヒグマの観察会が始まり、県内外から10人が参加しました。
観察会は、平成26年7月のリニューアルオープン後、はじめての冬を迎え、冬期間の利活用を探ろうと企画。ふだんは立ち入ることのできない飼育舎を公開し冬のヒグマの様子を見てもらうことにしました。ヒグマ舎には、雄7頭、雌11頭が飼育されています。
初日のこの日は、市内をはじめ神奈川県や能代市などの小学生から60代まで10人が参加。観察会に先立ち、飼育員がヒグマ舎内の学習用スペースでツキノワグマとヒグマの特徴や生態などについて説明しました。飼育員は、冬眠は厳しい冬を乗り越えるため、エネルギーを蓄え体力を温存するためとし「ヒグマの心拍数は1分間に60から80回だが冬眠していると10回に、また、呼吸は15回から2~3回に落ちる。体温は、夏場は37度だが冬は32~35度まで下がる」ことなどを紹介しました。
飼育舎では、感染症の予防のため靴を消毒のうえ専用の服を着用し、ヒグマの冬眠の妨げにならないよう注意を払い、そっと覗きこみました。ヒグマはわらのうえでぐっすり眠っていたり、眠らずに体を動かしたり、見学の気配に気づいて近寄ってくるものなど個体によって様々。参加者は、間近で熊の様子をじっくり見ながら、大きさに驚いていました。
この後参加者は、熊牧場を紹介するDVDを観賞し、打当温泉マタギの湯で昼食と入浴を楽しみました。
観察会は、2月22日までの毎週日曜日の午前11時に開催されます。