2015年01月27日
コンテンツ番号6056
長きにわたり消防団活動に尽力
旧阿仁町の消防団分団長などを歴任し、消防団活動に尽力された梅井繁雄さん(88歳・阿仁吉田)が、このほど高齢者叙勲の瑞宝単光章を受章し、1月27日(火)に市役所で叙勲の伝達式が行われました。
高齢者叙勲は、公共のために貢献された各界の功労者のうち、春秋叙勲で勲章を授与されていない方で88歳に達した方に授与されます。
梅井さんは、昭和23年1月に阿仁合町消防団に入団、昭和52年からは班長、昭和58年には分団長を務めるなど退職される昭和60年までの長きにわたって消防団員を務められました。その間、豊かな消防知識と経験を生かして部下の育成と親和に努め、強い責任感のもと消防団活動に尽力されました。また、昭和52年には秋田県消防協会功労章、昭和59年には秋田県知事有功章、昭和60年には消防庁長官表彰を受章しています。
伝達式では、津谷市長、高橋進消防長の同席のもと、北秋田地域振興局の熊谷淳局長が伝達の口上を述べ、梅井さんに勲記と勲章を手渡しました。
伝達を受け、梅井さんは「昔はポンプ車がなく、ポンプも手動であったので、トラックに載せて現場に向う手作業の活動が大変でした。また、茅葺屋根の時代であり、火事が頻繁にあったが中々消えなくて苦労した。今回の受章は忘れられない尊い思いでになりました」などと、当時を振り返り受章の喜びを語りました。
また、津谷市長は「梅井さんが長年苦労され、頑張ってこられたことが認められた結果。また家族の方たちも送り出すことについて心配されたと思います。拝見したところ、たいへんお若くお元気そうですが、これからも体に気を付けて元気でいてください」などとお祝いの言葉を述べました。