2015年01月31日
コンテンツ番号6050
巨大な紙の上で高校生が躍動
「高校生書道パフォーマンス×書き初めのつどいin北秋田」が、1月31日(土)に鷹巣体育館で行われ、参加者は書に触れながら筆文字から伝わってくる力強さと美しさを実感しました。
この企画は、「公民館によるおらほの地域応援し隊プログラム」の一環として北秋田市教育委員会の主催で開催されたもので、「放(はな)て!言(こと)の葉(は) 響(ひび)け!魂(たましい)」をテーマに、躍動する生徒たちの思いを日本古来の文化である「書道」を通して多くの人たちに伝えるとともに、言葉の持つ力を学び、人と人との絆や交流を深めながら、地域の教育力の強化と知の循環を図ることを目的としており、この日は市民が自由に参加できる書き初め会と県内の4つの高校による書道パフォーマンスが行われました。
開会にあたり、三澤仁教育長は「体育館でこのように書き初めを行うのは、北秋田市になってからは初めて。また、高校生書道パフォーマンスには、県内の名だたる高校が集まってくれた。今日は皆さんの腕前を存分に発揮して素晴らしい作品を完成させてもらいたい」などとあいさつ。引き続き行われた市民書き初め会には、園児から70代まで22組が参加し、「ひつじ」や「新たな決意」、「福寿」など、それぞれが自分の考えた文字を書に表し、気持ちのこもった作品を完成させました。
このあと、地元の秋田北鷹高校をはじめ、大館鳳鳴高校、能代松陽高校、大曲高校の4校が出場し、高校生書道パフォーマンスが行われました。
書道パフォーマンスは、大きな紙に大小さまざまな筆や色鮮やかな絵具を使い、自分たちのメッセージを書いていくもので、書の美しさはもちろんのこと、書く姿(パフォーマンス)やメッセージの内容も作品の一部とされています。
各校とも揃いのTシャツや袴姿で身を包み、大館鳳鳴高校は「勇気~未来への力」、能代松陽高校は「万歳NIPPON」、秋田北鷹高校は「感謝」、大曲高校は「美の国秋田」をテーマにし、勢いのある掛け声とともに高校生が一斉に筆をとり、縦4メートル・横6メートルの紙に自分たちの思いを込めながら迫力ある演技を披露しました。
作品が完成したあとには各校書道部の主将がコメントをし、このうち秋田北鷹高校の原田歩美さん(2年)は、この日のために練習を積み重ねてきたことにふれながら「今日は100パーセントの力を出しきれました」と満面の笑みを浮かべたほか、「他校の人たちとパフォーマンスができたことは刺激になるし、これからの自分たちの活動にも生かされると思う。この経験を生かしてこれからも頑張っていきたい」と今後の活動への意気込みを見せました。
なお、書き初め会及び書道パフォーマンスで制作された作品は多くの人たちの見てもらえるよう、3月5日(木)から8日(日)までの4日間、中央公民館ホールに展示されます。
大館鳳鳴高校
能代松陽高校
秋田北鷹高校
大曲高校
大曲高校3