2016年12月27日
コンテンツ番号5993
森吉山の樹氷観賞やおもてなし宿泊支援事業などを説明
市長の記者会見が、12月27日(火)に市役所で行われ、森吉山阿仁スキー場の樹氷観賞や北秋田市おもてなし宿泊支援事業などについて説明しました。
会見の要旨は次のとおりです。
1.今年1年を振り返って
今年は、地元出身力士豪風関の秋田県県民栄誉章受章や第65回全国スキー大会での秋田北鷹高校スキー部女子の総合優勝、そして、地域の悲願であった高速道路への接続など、大きな感動と希望が生まれた年でした。また、市政では第二次北秋田市総合計画がスタートし、その重点プロジェクトとして定めている「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、当市の創生と地域課題の解決に向け、様々な取り組みを始めた年でした。
4月には、当市の大きな課題の一つである中心市街地活性化の核となる「市民ふれあいプラザ コムコム」がオープンし、本日までに16万人を超える方々に利用していただくなど、中心市街地で当初の予想を上回る大きな人の流れを創り出すことができました。そして、その人の流れを取り込むべく、地域の皆さまによる様々なイベントが開催され、新たなにぎわいが創出されるなど、明るい話題が出てきました。また、同じく4月にオープンした伊勢堂岱縄文館は、1万人近くの皆さまに来場いただき、世界でもここにしかない4つのストーンサークルからなる遺跡の学術的価値への理解を深める施設として、高い評価をいただきました。
観光面については、これまで施設等の整備を進めてきました森吉山周辺への観光客が目に見えて増加してきており、今年は、さらなるブランド化を進めるべく、山形蔵王、青森八甲田と並ぶ「日本三大樹氷観賞地」として、PRを行ってきました。また、地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」へ参画し、インバウンドを含めた誘客を推進するため、国内外へ向けた大規模な観光PRを行ったほか、宿泊施設等の設備充実に向けた補助事業にも取り組みました。
このほか、浜辺の歌をご縁として、JR東海道線辻堂駅の発車ベルが「浜辺の歌」のメロディーに変更になり、神奈川県藤沢市で行われた記念行事への参加や秋田北鷹高校と台湾国立龍潭(ろんたん)高級中学との姉妹校締結など、新たな交流が生まれました。
生活基盤の維持向上の面では、南鷹巣住宅の建替え事業が順調に進み、第1期工事の8戸が完成し、1月1日から供用を開始するほか、森吉・合川地区統合簡易水道整備事業では、送水管布設工事がほぼ完了し、来春には一部給水可能となります。そして、大型事業のクリーンリサイクルセンター建設工事は、平成30年3月の竣工に向け順調に進んでいます。
来年は、高速道路、空路、鉄路と併せた3つの高速交通体系が確立された恵まれたインフラのもと、新たな企業進出や物流量の増加、広域周遊観光客の増加など、地域内での「人」「もの」の流れが大きく活性化するものと期待しています。このようなプラス効果を地域全体で享受できるよう、総合計画の重点プロジェクトに定めた「まち・ひと・しごと総合戦略」による事業を着実に進め、目に見えた成果にすることで、当市の創生と活性化をさらに加速させていきたいと考えています。
2.森吉山阿仁スキー場「樹氷観賞」について ※森吉山樹氷チラシ ※森吉山観光パスチラシ
1月7日(土)から森吉山の樹氷観賞期間が始まります。今年は降雪も早く、樹氷は順調に成長しているそうで、迫力のある樹氷が皆さまをお迎えできると期待しています。
森吉山の観光については、昨年度のコンドラ駅舎改修やビジターセンター「ぷらっと」の整備などにより、多くの皆さまから好評をいただいており、今年度はさらなるブランド化を進めるため、山形県の蔵王、青森県の八甲田とともに「日本三大樹氷観賞地」として、積極的にPR行ってきました。また、樹氷観賞客の受け入れ態勢の充実を図るため、3月5日(日)までの樹氷観賞期間中は樹氷案内人を毎日配置するほか、樹氷の仕組みを学ぶ樹氷教室も開催することにしています。
そして、今年も樹氷観賞期間を合わせて「森吉山周遊乗り合いタクシー」の運行のほか、内陸線と乗り合いタクシー、ゴンドラの往復券がセットになったお得な「森吉山観光パス」が販売されます。特に「森吉山観光パス」は、平日最大で1500円お得になるほか、市内施設でパスを提示することで「ちょこっとサービス」が受けられますので、ぜひ活用してもらいたいと考えています。
白銀の世界に輝く樹氷群を多くの皆さまに楽しんでほしいと考えています。
3.北秋田市おもてなし宿泊支援事業について ※詳しい事業の内容はこちらから
市内の宿泊業者による地産商品等を活用した宿泊プランに対し、利用者1人につき2000円を宿泊業者へ助成する「北秋田市おもてなし宿泊支援事業」を行います。
この事業は、冬期間に減少傾向にある宿泊利用者の増加を目的としており、宿泊事業者への助成をプランの価格に反映させることで、間接的に利用者も安く宿泊プランを利用できるものです。対象期間を1月1日から3月20日までとし、今のところ市内13の宿泊業者から33のプランの申請をいただいており、参加施設や宿泊プランの内容については、市ホームページのほか、宿泊業者のホームページ、チラシなどでお知らせする予定です。
現在、申請いただいているプランには、バター餅などのお土産をサービスする「お土産付プラン」のほか、ジビエや北秋田の地場産品、どぶろくなどをサービスする「お料理付プラン」、きりたんぽ作りやバター餅作りなどの体験をセットにした「体験プラン」、阿仁スキー場のゴンドラ券をセットにした「施設利用プラン」などがあり、いずれもお得に北秋田市を堪能できるよう、宿泊事業者の皆さまが心を込めた「おもてなしプラン」を用意しておりますので、市外の方だけではなく、市民の皆さまにもぜひご利用いただき、北秋田市の冬を楽しんでほしいと考えています。
4.秋田内陸線車内での「おもてなし」サービスの実施について
秋田内陸地域公共交通連携協議会では、昨年度に引き続き秋田内陸線へ乗車いただいた皆さまへの「おもてなし」サービスとして、車内でのお菓子等の配布を実施します。
このサービスは、秋田内陸線へ乗車の皆さまに対して、お菓子等のふるまいや地元の人々とのふれあいを通じた「おもてなし」を行うことで、内陸線とその沿線地域のさらなる魅力の向上を図ろうとするものであり、人気のお座敷列車や展望車両に乗車できる「新春雪見列車」が運行される1月7日(土)、9日(祝・月)とJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」の利用期間である1月21日(土)、22日(日)に実施することにしています。
この機会に内陸線沿線地域の皆さまの心のこもったおもてなしと、車窓からの雪景色を楽しんでもらいたいと考えています。