2016年12月29日
コンテンツ番号5991
秋田犬の魅力満載し出発
秋田内陸線の秋田犬っこ列車運行記念式典が、12月29日(木)に阿仁合駅で行われ、秋田犬の魅力が満載された車両をお披露目し、運行開始を祝いました。
秋田犬っこ列車整備事業は、秋田県が国の地方創生推進交付金を活用して、秋田内陸線の車両を秋田犬をイメージした内装や外装(ラッピング等)に改装するとともに、Wi-Fi(ワイファイ)環境の整備等を行い、インバウンド(訪日外国人旅行)を含む観光客の利便性向上を図ることを目的に行われるものです。
車両は3両整備され、この度1両が完成したほか、2月と3月にそれぞれ1両ずつ完成する予定です。車両の外装は、沿線の景勝地と秋田犬のイラストをペナント(細長い三角形の旗)で表現したラッピングで、これまでのイメージを一新。また、車内の天井付近に愛らしい表情をした秋田犬の写真約50枚を配置して装飾したほか、シートも秋田犬がモチーフのモザイク柄に張り替えをしています。さらに、外国語に対応したカラオケ機器や多言語音声ペンとその利用スペース、車内フリーWi-Fiなどが設置されてます。
この日の運行記念式典では、はじめに秋田内陸縦貫鉄道株式会社の佐々木琢郎社長、堀井啓一副知事、津谷市長、門脇光浩仙北市長がホームでテープカットし運行開始を祝いました。
このあと車内に移り、佐々木社長が「3月までに整備される3両の新車両を活用して、インバウンドを含めた観光客の乗車拡大の起爆剤となるよう努力していきたい。また沿線の皆さまにも、秋田犬っこ列車を可愛がってもらえるよう頑張りたい」などとあいさつ。続いて、来賓の堀井副知事、津谷市長、門脇仙北市長が祝辞を述べ、このうち津谷市長は「こうして実際の車両を見ると、すばらしい出来栄えで感動している。外国のお客様はもちろん、県内外のお客様に乗車していただき、この地域にあるたくさんの魅力に触れてもらいたい」などと新車両の運行に期待を寄せました。
式典のあと、列車は沿線関係者など約30人を乗せて、阿仁合駅から角館駅まで試乗会を行いました。
秋田犬っこ列車は、12月30日より阿仁合駅発9時23分の角館行(急行もりよし1号)と角館発11時2分の鷹巣行(急行もりよし2号)、鷹巣発14時38分の角館行(急行もりよし3号)、角館発16時48分鷹巣行(角館-阿仁合間)で運行される予定です。また、当列車に乗車された方には「秋田犬っこ列車乗車記念証」がプレゼント(4月中旬まで、なくなり次第終了)されます。