2016年11月14日
コンテンツ番号5976
全校児童が参加して育林への理解を深める
(2016年11月14日)
鷹巣南小学校(佐藤周子校長、児童数73人)の「秋の育林教室」が、11月14日(月)に与助岱学習林で行われ、4年生から6年生の児童32人が、春に植樹した杉の成長を観察しました。
鷹巣南小学校の育林教室は、学校林の育林活動を通して、秋田杉を育てるための手入れの仕方や森林資源を守り育てる意義を学ぶために行われているもので、統合された竜森小学校の活動から引き継がれ60年以上続けられています。
こうした長年の活動が認められ、今年は全日本学校関係緑化コンクール学校林等活動の部で準特選(国土緑化推進機構会長賞)を受賞したほか、秋田県学校関係緑化コンクールで知事賞を受賞しています。
この日の開会式では、はじめに佐藤校長が「今日は春に植えた苗の成長を見ることになる。成長を観察するとともに、草取りなどの手入れもしっかりとやってほしい。今日は1年生から3年生も初めて育林活動を見学することになっている。南小学校が大切に守ってきた育林活動を全校で守っていきましょう」などとあいさつ。
このあと、秋田県学校関係緑化コンクールの知事賞の伝達が行われ、児童を代表して6年の宮腰大和(やまと)さんが、北秋田地域振興局森づくり推進課長から賞状を受け取ったほか、5年の千葉苺美(まいみ)さんが「今年は全国で2位、県知事賞という結果を残すことができた。これを励みに今日はしっかりと成長を観察し、手入れを行いましょう」などと呼びかけました。
育林教室は昨年まで5年生と6年生の活動でしたが、同校の伝統として今後も引き継いでいけるように今年からは4年生も参加しており、5月に杉苗50本を植樹しています。
児童たちは春に自分が植樹した杉苗を探しだし、杉の成長を喜びながらメジャーで高さを測ったり、それをノートに記録するなどして細かく観察。そのあと、更なる成長を願いながら、鎌で丁寧に草を取り払い、次世代へと続くきれいな森づくりに汗を流していました。