2016年11月22日
コンテンツ番号5888
長崎さん金メダル、成田さん銀・銅メダルを獲得
(2016年11月22日)
フェンシングの国際大会に出場し好成績を収めた、長崎昇子さん(鷹巣中学校1年)と成田政志さん(70歳、李岱)が、11月22日(火)に市役所を訪れ、大会の結果を津谷市長に報告しました。
長崎さんは、国内大会の東日本少年大会の中学生女子で3位、全国中学生選手権大会の中学生女子で7位の成績を収めて、日本フェンシング協会から日本代表として、国際大会に派遣されたものです。10月18日から25日までの間、シンガポールで行われた「Zフェンシングアカデミー」のキャンプで海外の選手と練習しながら経験を積んだあと、マレーシアで開催された15歳以下の「POWIIS(プリンス・ウェールズアイスランド・インターナショナルスクール)大会」の女子個人サーブルに出場しました。予選リーグは19勝1敗で2位通過し、決勝トーナメントでは4連勝して見事に初優勝を果たし、金メダルをと優勝トロフィを獲得しました。
成田さんは、10月11日から16日にドイツで開催された、2016世界ベテランフェンシング選手権大会に出場。男子70歳以上フルーレ3位で銅メダルを獲得、同エペでベスト16入りを果たしました。また、混合国別団体戦のフルーレでは準優勝に大きく貢献し銀メダルを獲得、同エペでも9位の成績を残しました。
この日、市役所を訪れたのは、長崎さん、成田さん、合川フェンシングクラブの金田浩樹コーチの3人。成田さんは「個人戦フルーレでは予選は全勝で通過し、決勝トーナメントの準決勝では、ロシアの怪物と呼ばれていて大会8連覇で優勝したアフタンデロフ選手と対戦し勝つことができなかったが、3位となり銅メダルを獲得した。フルーレ団体戦では、準決勝で順番が一番最後の私に5本リードされて回ってきたが、なんとか頑張って挽回して1点差で勝利し決勝に進むことができた。決勝ではイギリスに敗れてしまったが、準優勝で銀メダルを獲得した」などと大会の結果を報告しました。
長崎さんは「審判の判定が日本と違っていて、自分の点数だと思っても、相手の点数になってしまったりする。外国の審判のやり方に自分があわせていくのが難しかった」などと国際大会ならではの経験を話しながら「優勝できてとてもうれしい。これからは、日本ランキング(17歳以下のクラス)で8位以内に早く入れるように頑張って、オリンピックをはじめ大きい大会につなげていきたい」などと優勝の喜びと今後の目標を語りました。
報告を受けた津谷市長は「北秋田市出身の2人が、世界で日本を背負って闘っていることに、たいへん嬉しく誇りに思う。2人の活躍が市民の方々を元気づけてくれる。成田さんは、これまでも華々しい成績を残した選手、これからも頑張ってほしい。長崎さんは、これからオリンピックを目標に大きく羽ばたいてもらいたい」と期待を込めて激励しました。