2016年11月23日
コンテンツ番号5880
力強い音色で観客を魅了
(2016年11月23日)
北秋田祇園太鼓連絡協議会(金澤啓司代表)主催の第26回北秋田祇園太鼓審査会が、11月23日(水)に文化会館で開かれ、市内の小学生が練習の成果を競ったほか、中高生や一般の太鼓愛好グループが力強い音色で観客を魅了しました。
北秋田祇園太鼓は、昭和60年、旧鷹巣町の「太鼓の里づくり構想」に合わせ、鷹巣銀座通り商店会青年部が北九州市の「小倉祇園太鼓」にならい取り組み出したのが始まり。小学校への和太鼓の配置とともに子どもたちへの指導が行われ、平成5年に「鷹巣祇園太鼓振興会」が結成されました。その後、会の活動目標に青少年の健全育成、生涯教育の奨励などを掲げ、各地区の小学校などで太鼓の指導を続けています。
同振興会発足30周年を機に今立明代表は後進に道を譲るとして勇退。今年から北秋田祇園太鼓連絡協議会として新たにスタートしました。
開催にあたり金澤代表は「目標である新たな担い手づくりに努めていきたい」とあいさつ。続いて、中高生による八丈太鼓でオープニング演奏が行われました。
祇園太鼓は、2人の打ち手が太鼓の両面に横向きに立ち、ジャンガラと呼ばれるスリ鉦をリード役に「ドロ打ち」と「カン打ち」の2人が独特のリズムを繰り返し叩き合うもので、素朴でありながら伝統の重みを感じさせる打法は和太鼓の原点といわれています。
審査会には市内の小学校から、2人一組で演技する個人演技の部に13組、団体演技の部に6団体が参加。バチさばき、力強さ、リズム感、チームワークなどが審査され、参加者は、これまでの練習の成果を発揮しようと真剣な表情で演技していました。
また、審査のほかにも阿仁公民館移動奨励室チーム、合川新生園祇園太鼓同好会が特別出演したほか、中高生、保護者、一般の太鼓愛好家なども出演し、息の合った演技で会場を盛り上げました。最後は、出演者全員が参加しての100人打ちの合同演奏でフィナーレを飾りました。