2016年11月29日
コンテンツ番号5876
北秋田市剣道協会長の佐々木寛さんにホノルル市長から感謝状
(2016年11月29日)
米国・ハワイで長年にわたり剣道を指導している北秋田市剣道協会の佐々木寛会長(63歳、伊勢町)に、ホノルル市長から感謝状が届き、11月29日(火)に市役所で津谷市長から伝達されました。
佐々木さんが、ハワイで指導を始めたのは、早稲田大学在学中の昭和51年。その後、途絶えていましたが、平成3年にハワイを訪問した際に、当時のハワイ剣道連盟の会長から「もう一度、手伝ってほしい」との依頼を受け、以来、今年9月まで27回にわたってハワイを訪問しています。
1回の訪問は10日間程度で、近年は、ホノルル市があるオアフ島の7つの剣道場を妻の圭子さん(62歳)と共に巡り、幼少年の育成から6段昇段のための一般までを指導。訪問の際には古くなった剣道の用具を届ける活動も行っています。
平成21年には、ハワイの剣道関係者が日本の剣道の指導法を学ぼうと北秋田市を訪問。佐々木さんは、市内の少年剣士たちと稽古を通した交流を図るなど、受け入れに尽力しました。2年前、能代松陽高校を最後に退職してからは、年3回ほどハワイを訪れ、指導に当たっています。佐々木さんの指導が実り、10年ほど前までは皆無だった6段昇段者が何人も出ており、指導を始めた当時の教え子は現地の指導者として活躍しています。
今回の感謝状は、ハワイの剣道連盟の関係者を通じ津谷市長宛てに市役所に届いたもの。津谷市長が、佐々木さんに連絡し、この日の伝達となりました。
市役所には、佐々木さんと妻の圭子さんが訪れ、津谷市長から感謝状を伝達されました。感謝状には「ハワイと日本の架け橋として、長い間、ハワイ剣道連盟に貢献してくれたことに対し、栄誉を与える」と英文で記されていました。
津谷市長は「北秋田市民が剣道の指導でハワイのホノルル市長から感謝状を贈られることは私たちにとっても栄誉あること。大変うれしいし、ハワイとの架け橋になっていただきたい」と功績をたたえました。
佐々木さんは「突然のことで驚いたが、とても光栄に思う。続けられる限りはハワイを訪れ、指導したい」などと話しました。
佐々木さんは、教士7段で、来年、秋田県を会場に開催されるねんりんピック秋田2017剣道交流大会の強化指定選手に選ばれています。次回のハワイ訪問は、来年3月を予定しています。