2016年09月15日
コンテンツ番号5711
地域全体で250人の長寿を祝う
(2016年9月15日)
阿仁地区敬老式(9月15日、阿仁ふるさと文化センター)
平成28年度阿仁地区の敬老式が、9月15日(木)に阿仁ふるさと文化センターで行われ、約250人が参加して長寿を祝いました。
今年の敬老式対象者は市全体で8,331人(男2,941人、女5,390人)で、阿仁地区の対象者は947人(男332人、女615人)となっています。このうち阿仁地区では1人が白寿、42人が米寿を迎えられたほか、75歳を迎えられた50人が新たに敬老者の仲間入りをしています。
式典では、開会にあたり津谷市長が「本日、敬老式を迎えられた皆さんのご長寿を心からお祝い申し上げるとともに、今年もまた、この会場で元気なお姿を拝見することができ、たいへん嬉しく思っている。来年、秋田県では高齢者が主役のスポーツと文化の祭典『全国健康福祉祭ねんりんピック秋田2017』が開催され、ここ北秋田市では「健康マージャン」が行われる。全国各地から沢山の選手やその家族を迎えることになり、当市としても『笑顔いっぱいの元気な高齢者が住んでいる北秋田市』を大いにアピールしたいと考えている。今日は北秋田市の宝である子ども達を代表して阿仁合小の中島くんが作文を発表してくださいますし、婦人会の皆さんからは心のこもったおもてなしが用意されている。どうか最後までお楽しみいただきたい」などとあいさつを述べたほか、新敬老及び米寿を迎えた方々への祝品を新敬老代表の髙関ミキさん(幸屋渡)、米寿代表の佐藤一巳さん(荒瀬)にそれぞれ手渡しました。
また、この日は地域の子ども達を代表し、阿仁合小学校6年の中島滉志(こうし)さんが、「いつもありがとう」と題した敬老作文を発表しました。おじいさんとおばあさんが、いつも自分の健康を気遣ってくれたり、行事があると応援に駆けつけてくれることを紹介し、最後に「僕は自分のおじいさん、おばあさんだけでなく、地域のおじいさんおばあさんにも、登下校のときに見守ってもらったり、学校行事のお手伝いをしてもらったりして、ありがたいなと感じています。おじいさんおばあさん、いつも僕たちを見守り、支えてくれてありがとうございます。これからも、健康に気をつけて過ごしてください」などと感謝の気持ちを伝えました。
このあと、来賓を代表して吉田仁吉郎・市議会議員がお祝いの言葉を述べたほか、祝電が披露され、最後に新敬老者を代表して松橋英捷さん(幸屋渡)が「もうこんな歳になったのだなと少しさみしい気持ちががある一方、同級生には亡くなったや入院されている方もたくさんおり、そうした中で元気に出席できたことを幸せに思っている。こうしてこれたのも先輩たちのご指導と地域の方々や家族の支えがあったからであり、心から感謝を申し上げたい。私たちは戦時中に生まれ、戦前戦後の厳しい時代を乗り越えてきた忍耐力がある。その経験を生かし、これからもみんなで一緒になって社会に貢献していきたいと考えている。来年もまた皆さんと一緒に集えることを楽しみにしたい」などとあいさつを述べました。
式典終了後には、山田博康・市議会議員の乾杯の音頭で祝宴が始まり、参加者は互いの近況などを語らいながら親睦を図ったほか、地元の保育園児や児童、婦人会によるステージ発表を鑑賞するなどして楽しい時間を過ごしました。