2016年08月16日
コンテンツ番号5627
豪風関が県民栄誉章を受章
(2016年8月16日)
郷土が誇る力士、豪風 旭 関(北秋田市出身・37歳・本名=成田 旭)の秋田県民栄誉章顕彰式が、8月16日(火)に秋田県立体育館で行われました。夏巡業大相撲秋田場所の幕内横綱土俵入りのあと、多くの観衆と力士が見守る中で行われた顕彰式では、佐竹敬久県知事から秋田県民栄誉章が授与され、会場には大きな拍手が響き渡りました。
豪風 旭 関は、平成28年3月大阪府立体育会館で行われた大相撲3月場所10日目に、本県出身力士では最多となる幕内通算507勝を達成。本県出身力士の幕内500勝達成は、旧雄勝町出身の元大関清國関に続き2人目の快挙であり、現在もこの記録を更新中です。また、帰省時には、福祉施設や学校への訪問活動も積極的に行うなど、身近な郷土力士として広く県民に愛されるとともに、たゆまぬ努力と研鑽により、幕内という高いレベルで取り組みを続け、県民に勇気と希望を与えていることが功績として認められたものです。
秋田県民栄誉章は、スボーツ、文化等の分野での業績が顕著であるとともに、広く県民に敬愛され、社会に明るい希望を与え、秋田県の名を高めた方に対して、その栄誉をたたえ、県民の「郷土意識」を高めようとするものです。これまで、プロ野球選手の落合博満さんなど14個人、3団体が受章しています。北秋田市では、ノルデックスキー世界選手権大会団体複合優勝の小林範仁さん、湊祐介さんが平成21年に受章しています。
この日の顕彰式では、佐竹県知事が「広く県民に敬愛され、社会に明るい希望を与えるとともに秋田県の名を高めた」などと式辞を述べて、表彰状と盾を手渡し、豪風関の首に栄誉章のメダルをかけ、かたく握手を交わしました。
豪風関は「受章は自分の力だけではなくて、福祉施設の慰問や学校訪問のときに携わった方々や多く皆さんのおかげだと思っています」などと感謝の気持ちを表しました。また「22歳で大相撲の世界に入ったが、その時37歳の豪風は想像していなかった。4年後に東京オリンピックがある。その時は41歳。37歳の豪風も想像できなかったが、41歳の豪風も想像できません。41歳の豪風に向かって日々努力していきたい」などと今後の抱負を語りました。
満員の会場からは、大きな拍手と声援が送られ「豪風おめでとう」「これからも頑張れ」などとお祝いや応援の言葉が掛けられました。
取組のあと、豪風関が「秋田に感謝 豪風」と直筆で書いた大きな書を観衆に掲げて秋田への思いを表すと、観衆からはさらに大きな声援と惜しみない拍手が送られました。