2016年07月04日
コンテンツ番号5606
地域包括ケア棟の開設や新規企業進出などについて説明
(2016年7月4日)
平成28年7月市長記者会見が、7月4日(月)に市役所本庁舎で行われ、北秋田市民病院への「地域包括ケア棟」開設や、市内への新規企業進出などについて説明しました。
主な会見の要旨は次のとおりです。
1.北秋田市民病院への「地域包括ケア病棟」開設について
平成28年7 月から北秋田市民病院では、急性期治療期間を経過し病状が改善・ 安定したものの、様々な事情により退院に不安のある方に対し、安心して在宅復帰ができるように支援を行うため、4階の療養病棟48床を「地域包括ケア病棟」として開設することになりました。
これまで、回復期の患者のうち、在宅生活に不安を抱える方の受入れ先が不足していましたが、指定管理者側からスタッフ増員に協力をいただき、必要とされる医療は継続しながら、市民病院内で在宅復帰へ向けた様々な支援が行われることになっています。
2.市内への新規企業進出について
旧浦田小学校の空き校舎を活用して事業を行う企業の進出が決定しました。
進出する企業は、埼玉県本庄市に本社を置く「(株)ニューエンジ」で、水耕栽培用機械設備の実証試験とその機械設備の販売のほか、赤ちゃんや妊婦さん向けの米菓子を製造し、中国・韓国・アメリカに輸出を行う予定です。米菓子の原材料は、地域の米を使用することとしており、3年後の生産額は野菜の販売と合わせ、1億5千万円を予定しているとのことです。また、雇用については、現場責任者1人、パート3人程度からスタートし、順次拡大しながら、最終的には8人程度の雇用が予定されています。
3.ANAふるさと納税への参加について
当市のふるさと寄付金の増加を図るため、「ANAのふるさと納税」に9月から参加することにしました。
「ANAのふるさと納税」とは、ANAグループが運営する「ふるさと納税のポータルサイト」で、主にANAマイレージクラブ会員の約2800万人をターゲットに、ふるさと納税への積極的なアプローチが可能となっています。ANAのホームページやSNSなどでのPRはもちろんのこと、機内誌「翼の王国」での告知や、機内での映像配信、空港内での広告など、ANAが持つツールを最大限に活用した高い宣伝効果が期待できますし、大館能代空港に就航しているという優位性を生かすことで、観光客の増加という相乗効果にもつながるものと考えています。
4.くまくま園リニューアルオープン2周年イベントについて
リニューアルオープンから2周年を迎えるにあたり、「くまくま園リニューアル2周年月間」と題して、夏休み期間中の7月23日(土)から約1か月間にわたり、様々なイベントを行います。
7月23日に開催する2周年記念セレモニーを皮切りに、「ヒグマの放飼場特別探検」やゴールデンウィークの際にも大人気であった「遊遊ガーデン渓流釣り」のほか、12歳以下の子どもを対象とした「こぐまとちびっこ写真撮影会」、「こぐまの名前募集」など様々なイベントやアトラクションが予定されています。
このほか、BS放送等で放映中の人気アニメ「くまみこ」に関連した様々な企画を予定しており、7月23日から8月21日までは、漫画の複製原画とアニメ紹介パネルを園内で展示し、8月6日・7日にはアニメ「くまみこ」の上映会、そして、8月7日には「熊出村(くまでむら)村おこしプロジェクトin北秋田市くまくま園」として、「くまみこ」原作者の吉本ますめさん、声優の日岡なつみさんをゲストに招き、トークショーを開催することとしており、この日のマタギの湯は、すでにイベントに関心がある方の予約でいっぱいになっているとのことです。
5.「田舎の暮らし方」サイトでの移住定住情報の発信について
旅行冊子等で知名度のある「(株)地球の歩き方T&E」が運営する「田舎の暮らし方」というホームページで、当市の移住定住に関する情報発信を6月から開始しました。
これまで、市のホームページや総務省の全国移住ナビ、JOIN(一般財団法人移住・交流推進機構)のホームページ等で移住定住に関する情報発信を行ってきましたが、若い世代や子育て世代のアクセスが多いこのサイトに情報を掲載していただくことで、20代から40代の方々の反応を大いに期待しています。このホームページでは、市の移住定住支援策のほか、首都圏等で開催される移住イベント開催のお知らせや、現在活動中の地域おこし協力隊員による「北秋田暮らしのブログ」を投稿し、日常の北秋田の暮らしを伝えながら、移住促進のPRを図る内容になっています。
6.北秋田市農産物直売所「産直おおだいこ」のオープンについて
地場産品の販路拡大や生産者の生産意欲向上を目的として建設を進めてきた、北秋田市農産物直売所「産直おおだいこ」が、7月27日(水)にオープンします。JA鷹巣町が指定管理者として、管理及び運営を行うこととしており、9時のオープンに先駆けて、8時55分から綴子上町大太鼓保存会による大太鼓の演奏やテープカットのセレモニーが行われることとなっています。 また、オープン当日に来店いただいた方に、先着でお米(300人)やエコバック(200人)のプレゼントを用意しています。
市としましては、この新たな施設を地産地消の推進と農業の高付加価値化につなげるとともに、国道7号線沿いの立地という好条件を生かし、新たな市の観光拠点としても活用していきたいと考えています。