2016年07月08日
コンテンツ番号5603
ヒートポンプ蓄熱センターから感謝状を受贈
(2016年7月8日)
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター(小宮山宏理事長、東京都中央区)の林光明専務理事が、7月8日(金)に市役所を訪れ、北秋田市がヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進に貢献し「ヒートポンプ・蓄熱普及貢献賞」を受賞したことを伝えて感謝状を贈呈し、津谷市長が受贈しました。
一般財団法人ヒートポンプ蓄熱センターでは、冷房需要が本格化する毎年7月を『ヒートポンプ・蓄熱月間』と定め、ピーク電力削減効果が高く、省エネ性・環境性に優れ、更には非常災害時には蓄熱槽水を消防用水や生活用水として活用することが可能となる「ヒートポンプ・蓄熱システム」の普及促進と技術向上を目的に、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及拡大、運用改善によるピーク電力の削減等に貢献した企業・団体へ感謝状(盾)を贈呈しています。
同センターは、平成27年4月に竣工した、北秋田市もりよし学校給食センターが、安全・安心な給食センターを実現するため、オール電化で環境性に優れたエコ・アイス、エコキュートを導入していることが、ヒートポンプ・蓄熱システムの普及促進、技術向上に貢献しているとして感謝状の贈呈を決めたものです。
林専務理事は、津谷市長に感謝状を手渡したあと「北秋田市もりよし学校給食センターに、エコキュートを中心とした給湯設備、空調暖房設備を採用して、人と環境にやさしい省エネ技術を使っていただき、心から感謝申し上げます。国においても、エネルギー問題に大きな課題を抱えている中で、北秋田市が率先して公共施設にヒートポンプ・蓄熱システムを導入していただいたことで、全体としてもよい方向に進むと確信してる」などと述べました。
感謝状を受贈した津谷市長は「当市でも、各庁舎の冷暖房の設定温度を適度に保つとか昼休みに消灯したりと節電に取り組んでいますが、電気を使うことを減らすだけではなく、効率よく使うことも重要です。もりよし学校給食センターは、市民や児童生徒も見学できるようになっており、給食設備の説明なども行っていますが、そういう機会にヒートポンプや蓄熱システムの仕組みなども紹介していきたい。それぞれの地域が再生可能エネルギーや省エネに目を向けて取り組むことで、日本全体の取り組みにも貢献できると思う。今後も積極的に取り組んでいきたい」などと述べました。
【エコ・アイス(氷蓄熱式空調システム)】
夜間の割安な電力を利用して、夏は氷、冬は温水を蓄熱層内で作り、そのエネルギーで昼間の冷暖房運転を効率よく行う空調システム。環境への負荷が少なく、消費電力の低減にも貢献します。
【エコキュート(ヒートポンプ給湯システム)】
大気熱を取り組み、1のエネルギーから3倍以上の熱エネルギーを生み出す高効率の給湯システム。高温でたっぷりのお湯を使えます。燃焼がないので、故障が少なくクリーンで安全です。