2016年07月14日
コンテンツ番号5572
佐藤消防士が津谷市長に全国出場を報告
(2016年7月14日)
第45回消防救助技術秋田県大会のロープブリッジ渡過で優勝した、北秋田市消防署森吉分署の佐藤光世(こうせい)消防士(25歳)が、7月14日(木)に市役所を訪れ、津谷市長に県大会優勝と全国大会出場を報告しました。
消防救助技術大会は、消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うとともに、全国の消防救助隊員が一同に会し、競い、学ぶことを通じて、模範となる消防救助隊員を育成し、市民の消防に寄せる期待に力強く応えることを目的として開催されており、陸上の部と水上の部の2部門、それぞれ8種目が行われています。
陸上の部の一つ「ロープブリッジ渡過」は、水平に張った20メートルのロープを往復し、往路はロープの上に体をのせて渡る「セーラー」、復路はロープ下にぶら下がり両手両足で渡る「モンキー」のスタイルで、安全確実性と所要時間を競います。
7月5日に秋田市で行われた消防救助技術秋田県大会では、ロープブリッジ渡過に全県から29人が出場し、佐藤消防士は17秒8の好タイムで優勝。昨年は2位で悔し涙を飲みましたが、見事に雪辱を果たし、4回目の出場にして初の全国へのキップを手にしました。
この日、市役所を訪れたのは佐藤消防士と中嶋誠消防長の2人。津谷市長に県大会での優勝と全国大会への出場を報告しました。
報告を受け、津谷市長は「厳しい訓練を積まれ、その成果を発揮して全国大会への出場を決めたことに心からお祝いを申し上げる。県大会ではダントツの成績であったと聞いている。全国大会では強者がひしめくと思うが、北秋田市だけでなく秋田県の代表として、誇りと自覚を持って頑張ってきてほしい。消防は危険と背中合わせの業務であるが、日頃の訓練を生かしながら、市民の安全安心を守るため、これからも尽力いただきたい」などと、優勝を祝福するとともに今後の活躍に期待を寄せました。
佐藤消防士は「昨年も優勝を狙っていたが、2位で涙を飲み、この一年は歯を食いしばって頑張ってきた」などと一年を振り返り、全国大会での目標としては「必ず賞状を持って帰ってくる」と強い決意を見せながらも、「減点があれば入賞はできない。救助現場と同様に、安全かつ迅速を心がけて頑張りたい」と自らの気を引き締めました。また、「県大会でのタイムは全国でも5位に入るタイムだが、自己ベストの17秒1を目指しながら、さらに上を狙いたい」と抱負を述べました。
全国大会は、8月24日から愛媛県松山市で行われ、全国から選抜された約1000人の救助隊員が、日頃から鍛え抜いた救助技術を競い合います。