2016年06月05日
コンテンツ番号5450
このイベントが明日からの活力に
(2016年6月5日)
第32回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が、6月5日(日)に 鷹ノ巣駅前・銀座通りを会場に行われ、盛りだくさんの催し物にたくさんの人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
晴天に恵まれたこの日、駅前通り、銀座通りが歩行者天国となり、餅の販売やフリーマーケットが出店されたほか、特設ステージが設けられ、出演者が踊りや演奏を披露しました。
餅の販売会場では、お焼きやごま餅、笹餅などのほか、北秋田市特産のバター餅も並び、開店と同時にお店の前には人だかりができていました。
一方、特設ステージでは、鷹巣小金管バンド部の演奏を皮切りに、綴子上町大太鼓保存会の獅子踊り、レクリエーションダンスサークルの縄文踊り、たかのすふるさと太鼓の演奏と踊り、ケ アロハ フラオハナ タカノスのフラダンス、ストーンレークスの演奏、河田カツ子さんの民謡ショー、鷹巣中のよさこいなどのほか、市外からも大館市の鳳翔華がよさこいを披露して観客を楽しませました。
また、恒例のイベントとなった「餅の引き伸ばし大会」では、3升の餅を臼と杵でついたあと、約300人の参加者が東西に分かれてそれぞれ1.5升の餅を伸ばしその長さを競いました。今年の引き伸ばしは、東軍が50.3メートル、西軍が40.7メートルで、東軍が勝利。伸ばした餅は、参加者をはじめ来場者にも、おしるこにして振る舞われました。
そのほか、会場内ではイベントに合わせ大館人権擁護委員協議会による街頭啓発が行われ、一日人権擁護委員に委嘱された秋田内陸線の佐々木琢郎社長が、人権擁護委員と共に市民にチラシや啓発用品を配布して、人権を侵害されない地域づくりを呼びかけました。
ふるさと踊りを前に行われた開会セレモニーで、和田実行委員長は「このイベントは、地域産の消費拡大と販路拡大を図りながら地域の交流の輪を広げ、まちの活性化につなげることを目的に行っており、今年で32回目を迎えることができた。これから市民が一体となって、世界一の大太鼓を先頭に太鼓や踊りのパレードを披露する。踊り手の皆さんは、この日のために練習に練習を重ねてきた。沿道の皆さんには最後まで声援をお願いしたい。今日は皆さんで一緒に楽しんでいただき、この元気を明日からの活力につなげてもらいたい」などとあいさつ。
つづいて、来賓の津谷市長は「昨夜は雷が鳴り、今朝も気温が低く天候が心配されたが、このように素晴らしい天気になった。今日は市の中心市街地にたくさんの人に集まっていただいているが、ぜひこれを契機に中心市街地である商店街がにぎわうよう、皆さんの協力をお願いしたい。これからパレードも始まるが、皆さんにとって楽しい一日になることを願っている」などとあいさつを述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りは、綴子上町の大太鼓が豪快な音とともに行列を先導し、それに続いて、たかのすふるさと太鼓や各地区婦人会、市内の企業などから参加した約500人の踊り手で通りを埋め尽くしました。
子ども太鼓のかわいい太鼓演奏やしなやかで美しい踊りに、沿道の観衆からは大きな拍手が送られ、フィナーレでは踊り手が特設ステージ前に集まり、太鼓に合わせて踊りながらイベントの成功を喜び合い、最後は北秋田市民歌を踊り手と観客が一緒になって大合唱し、イベントを締めくくりました。