2016年06月08日
コンテンツ番号5448
拉致問題を決して忘れないでほしい
(2016年6月8日)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会(松村譲裕代表、略称:救う会秋田)の福岡雅子副代表(71歳・三里)が、6月8日(水)に市役所を訪れ、県内の特定失踪者の親族が出版した歌集を寄贈しました。
北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会は、北朝鮮による日本人拉致被害者の救出運動を行っている団体。政府認定の拉致被害者のほか、北朝鮮による拉致の疑いが否定できない拉致疑惑失踪者「特定失踪者」についても、解明と救出を訴えています。特に、秋田県内の特定失踪者5名の拉致疑惑問題の究明と、北朝鮮による拉致事件の解決に向けた各種活動を通じて、政府や自治体等の関係部署を支援し応援しています。
寄贈された歌集「いもうと」と「芙蓉の花」は、秋田市の看護学生だった1960年に行方不明となり、北朝鮮に拉致された可能性が濃厚とされる木村かほるさん(当時21歳)の姉、天内みどりさん(82歳・青森県八戸市)の著書で、5歳年下のかほるさんへの思いと、まな娘を待ち続けながら他界した両親の悲しみの思いが込められています。
福岡副代表は「天内みどりさんが、4月に歌集「いもうと」を出版した。著書は2作目で1作目の「芙蓉の花」も併せて寄贈したい。救う会秋田は県内6地区で活動しているが、それぞれの市町村の図書館等に著書をおいていただき、市民の方々に手にとって読んでもらい、特定失踪者に関心をもってもらいたい。決して忘れないでほしい」と思いを伝えて、2冊の書籍を津谷市長に手渡しました。
津谷市長は「寄贈していただいた2冊は、鷹巣図書館に置いて、多くの市民が読めるよう工夫したい。特定失踪者を含む拉致の問題が、一日も早く解決に向かうことを願っている」などと応えました。
寄贈された書籍
歌集「いもうと」
「芙蓉の花」