2016年06月27日
コンテンツ番号5398
叙位の正六位を受章
(2016年6月27日)
今年の3月に逝去された、元森吉町長の松橋久太郎氏(89歳=米内沢大町)が、このほど叙位の正六位を受章し、6月27日(月)に市役所本庁舎で叙位の伝達式が行われました。
松橋氏は、平成4年の森吉町長選挙で初当選をして以来、平成16年までの3期12年森吉町長を務められました。この間、若者の雇用の確保に重点を置き企業誘致に取り組まれ、養豚事業の国内最大手であるフリーデンのほか、複数の誘致を成功されました。さらに平成10年には、町はもとより県を上げて取り組んだ誘致活動により、霊峰森吉山を会場に皇太子殿下を招き、日本最大のボーイスカウトの祭典『第12回日本ジャンボリー』の開催を実現させるなど、観光事業の推進、地域経済の発展に大きく貢献されました。
また、昭和26年から米内沢農業協同組合理事を務め、昭和32年から専務理事、昭和41年から昭和53年まで組合長を歴任。米内沢農協と前田農協との合併にも尽力され、昭和53年には初代森吉町農業協同組合長に就任し、昭和63年までの長きにわたり、組合長の重責を担い地域農業振興に大きく貢献されました。
こうした功績が認められ、平成18年秋の叙勲では地方自治功労で旭日双光章を受章されています。
このたびの叙位は、松橋久太郎氏が急逝されたことにより、生前の功績を称えるために授けられるもので、この日の伝達式には、長男の久光さん(63歳・秋田市)が出席し、津谷市長の同席のもと、北秋田地域振興局の水澤聡局長から正六位の位記状を受け取りました。