2016年05月12日
コンテンツ番号5361
植樹により森林の大切さを学ぶ
(2016年5月12日)
巣南小学校(佐藤周子校長、児童数73人)の「春の育林教室」が、5月12日に与助岱学習林で行われ、4年生から6年生の児童32人が杉の苗を植樹し、森林の役割などについて学びました。
巣南小学校の育林教室は、統合された竜森小学校の活動から引き継がれたもので、60年以上続けられています。学校林の育林活動を通して、秋田杉を育てるための手入れの仕方や森林資源を守り育てる意義を学ぶために行われています。昨年までは、5年生と6年生の活動でしたが、同校の伝統として今後も引き継いでいけるように、今年から4年生も参加しています。
開会式では、児童代表して5年生の近藤花穂(かほ)さんが「鷹巣南小学校の学習林が出来て6年目になりました。今年は、全国緑化コンクールで準特選に選ばれました。先輩たちの努力が認められてうれしいです。今日の育林教室では、杉の苗を傷つけないように植えることを気を付けたいです。4年生と5年生は、はじめての育林活動となりますので、よろしくお願いします」などとあいさつしました。
続いて、米代東部森林管理署鷹巣森林事務所の西根森林官より、植樹の仕方や森林の役割、林業の仕事などについて説明がありました。
児童たちは、スコップや唐クワを使い約10㎝の穴を掘り、30㎝程に育った杉の苗木をていねいに植えて「しっかり大きくなってね」と声をかけていました。そして、苗木が倒れないように支柱を立て、自分の名前が書かれたテープを支柱に結び付けました。なかには、土が硬く苦戦している児童もいましたが、森林事務所の職員や先生らが手伝い、予定していた50本を植樹しました。植樹のあとは、植えた苗の丈を定規で測って記録したり、スケッチしたりして育林について学習を深めました。