2016年05月24日
コンテンツ番号5319
互いの課題を共有し、円滑な事業推進を図る
(2016年5月24日)
北秋田市と能代河川国道事務所(坂 憲浩・事務所長)との連絡調整会議が、5月24日(火)に市役所本庁舎で行われ、今年度の事業の協力体制等について協議しました。
この日の会議には、市から津谷市長、虻川副市長をはじめ、総務部、産業部、建設部の幹部職員が出席し、能代河川国道事務所からも、坂・事務所長をはじめ、副所長や課長、支所長などの幹部職員が出席して行われました。
会議の冒頭、津谷市長は「市民待望の鷹巣大館道路の鷹巣ICから二井田真中ICまでが開通する予定となっており、人と物の新たな流れの創出のほか、観光・雇用・医療をはじめ、地域の活性化の飛躍的な向上を大いに期待している。人口減少が急速に進むなか、地域の活力を高めていくためには、産業の振興と交流人口を増やすことが重要と考えている。空港があり内陸線、JR、そして日沿道を大いに生かし、当市の観光資源を十分に活用しながら、県北部の地域振興を図っていきたい。来年度は森吉山ダムで『みちのくダムサミット』も開催される。森吉山ダム、四季美湖、北秋田市を広くアピールするためにも皆さんの更なる協力をお願いしたい」などとあいさつ。
つづいて、坂・事務所長は「日沿道が、いよいよ鷹巣まで延びてくる。こちらに住んで約1か月経つが、森吉山を中心に観光の見どころが非常に多い。この観光資源を生かせるよう、交流人口の促進に向け、少しでもお役に立てればと考えている。事業の調整はもちろん、この地域全体をどのようにすべきなのかなども意見交換したい」などとあいさつを述べました。
このあと、それぞれの主要事業の概要の説明や調整事項について意見が交わされました。調整事項では、能代河川国道事務所から北秋田市に「工事により発生する残土の受け入れ候補地の情報提供をお願いしたい」、「大館能代空港の利活用促進策として、伊勢堂岱遺跡や森吉山の割引チケットなど、ソフト施策にご協力いただけないか」などの提案があり、市からは「当市の工事でも残土処理には苦慮しているが、担当課や関係機関と協議して情報提供に努めたい」、「今後、協議を進めながら、できる限り協力していきたい」などと回答。
また、北秋田市から能代河川国道事務所に対しては「鷹巣大館道路の開通式等で、市としてもイベント等に取り組みたいので調整をお願いしたい」、「歩道の幅員確保や景観の形成、災害発生時の電柱倒壊の防止を目的に無電柱化を検討しており、交付金事業など支援等があれば教えてほしい」などと提案され、能代河川国道事務所からは「様々なところで、協力できるよう調整していきたい」、「無電柱化は、橋の老朽化の改修や歩行空間確保のための工事と一緒に整備できることになっている。今年の4月からは設置基準が緩和されているので、詳しくは後ほど説明したい」などと回答し、それぞれの事業内容を共有しながら、協力して課題等に取り組んでいくことを確認しました。