2016年05月24日
コンテンツ番号5318
子どもたちの学力向上や教育活動の充実に尽力
(2016年5月24日)
平成28年春の叙勲で瑞宝双光章(教育功労)を受章された長岐純一さん(75歳・七日市)が、5月24日に市役所を訪れ、津谷市長に受章を報告しました。
叙勲は、国家または社会に対する功労者を対象に、国が授与するもので、春秋叙勲、危険業務従事者叙勲、高齢者叙勲、死亡叙勲、外国人叙勲の区分があります。叙勲のうち、「旭日章(きょくじつしょう)」は顕著な功績を上げた人、「瑞宝章(ずいほうしょう)」は公共的業務に長年従事してきた人が対象となり、それぞれ、6段階に区分されています。
長岐さんは、昭和38年から38年間にわたり、教育者として北秋田地域の子どもたちの学力向上や教育活動の充実に尽力されました。在職中は、自然体験活動を重視し、蝶や蜘蛛などの生き物を採取、活用した授業を展開するなど、生物学の楽しさを説きました。平成9年には、県教育庁北教育事務所の副所長として、鷹巣阿仁部の各市町村教育委員会に対する適切な指導を行いながら、地域における教育の充実、発展に努められました。また、合川中、森吉中、鷹巣中の校長を歴任。そのうち、平成10年度の森吉中校長のときは、第12回日本ジャンボリーの森吉町開催を控え、「ふるさと子どもドリーム支援事業」の一環として、奥森吉の青少年野外活動基地(第12回日本ジャンボリー会場)において、全校256人が合同キャンプ「森吉山のふところの中で将来の夢を語ろう」を開催するなど、郷土愛を育てる教育を推進しました。
受章については「私の功績ではなく、当時一緒に働いてくれた職員たち全員による受章です」と感謝の気持ちを表しました。
報告を受けた津谷市長は「長年、教育に携わりご活躍されて、こうして受章されたことは私たちにとっても誇りです。これを励みにして、後進の模範として頑張っていただきたい。健康には十分留意され、蜘蛛や古文書などの研究活動はじめ、市政全般に渡ってご協力をお願いします」と受章を称えました。