2016年05月29日
コンテンツ番号1855
30年の節目を祝う
(2016年5月29日)
東京圏あに会(武田国雄会長)の総会・懇親会が、5月29日(日)に「オーラム」(東京都台東区東上野)で開催され、会員や阿仁地区からの参加者など210人が集い、ふるさと阿仁地域を懐かしむ話で盛り上がりました。
東京圏あに会は、今年で創立30周年の節目の年。総会の開会にあたり、武田会長は「ふる里の阿仁地区では、過疎化や高齢化率が全国トップクラスという現状を何とかしようと頑張っている様子が、様々な機会を通じて伝わってきている。豊富な資源や優れた伝統文化などたくさんあり、このようなふる里の財産を生かし発展させるため、あに会も共に考え、知恵と汗を出し合おう」などと会員に呼びかけたほか、「あに会は30年にもわたり、皆さんが育ててくれた憩いの場。これからも有意義なふるさと会として、存続・発展させるため全力を尽くしていくので、今後ともご協力をお願いしたい。今日は皆さんの思い出となる1日になることを願っている」などとあいさつ。
つづいて、来賓の虻川副市長は「30回という大きな節目を迎え、200人以上の参加のもと、盛大に開催されることに心よりお祝い申し上げる。あに会が創立された昭和62年は、地域活性化の最大プロジェクトとして森吉山阿仁スキー場がオープンしたしたほか、阿仁熊牧場の建設に着手した年。阿仁スキー場では、春夏は花の百名山、秋は紅葉、冬は日本三大樹氷として年々来場者も増えてきており、クマ牧場も平成25年に鹿角のヒグマを受け入れ、26年にリニュアルオープンをしている。市としても、阿仁の観光資源を有効に利用しながら交流人口の増加に努めていく」などと述べたほか、今年オープンした市民ふれあいプラザコムコム、伊勢堂岱縄文館を紹介。最後に「市では、市長を筆頭に活気あふれる、安全安心なまちづくりに励んでいく。北秋田市にふる里を持つ皆さんには、今後ともご協力をお願いしたい」などとあいさつを述べました
このあと議事に入り、昨年度の収支決算の報告や今年度の予算が提案され、満場一致で承認されたほか、役員改選では武田会長をはじめ全役員が再任されました。
総会終了後には懇親会・アトラクションが行われ、阿仁地区の保育園児や元学校長などが、30周年を祝うメッセージを寄せた20分程のビデオが上映されたほか、ステージでは阿仁合出身のMASAさん率いる「GABEZ(ガベジ)」によるダンスとサイレントコメディー、シンガーソングライターのみうら晶朗さんのご当地ソング「安の滝~みちのく悲恋伝説」を披露して、会場を盛り上げました。
また、会場内には写真家の戸川覚さんが撮影した国重要無形民俗文化財「根子番楽」の写真を屏風にした作品が展示や、ふるさと阿仁から直送された特産品販売コーナーなどが設置されました。
参加者は、たくさんの催しを楽しみながら、ふるさと談議に花を咲かせて懇談し、最後に全員で「ふるさと」を合唱して締めくくり、再会を誓い合いました。