2016年04月01日
コンテンツ番号1806
市民が住んで良かったと実感できる北秋田市に
(2016年4月1日)
平成28年度のスタートに伴い、4月1日(金)に市役所本庁舎で、主幹級以上の職員と新規採用職員を前に津谷市長が訓示を行いました。
津谷市長は冒頭、昨年策定した『第2次北秋田市総合計画』の重点プロジェクトとなる『北秋田市まち・ひと・しごと総合戦略』に触れ、「産業振興による仕事づくり、移住・定住対策、少子化対策、新たな地域社会の形成、これら4つの基本目標を具現化し、成果指標を達成していくための重要な年」と述べ、特に『観光・レクリエーションの振興』の達成に重点を置き、産業部に政策監を配置したほか、商工観光課を増員。平成29年度の「ねんりんピック秋田2017」の「健康マージャン大会」開催地として、大会の成功をめざして増員したことなど、重点施策遂行に向けた人事配置に努めたことを説明した。
また、合併特例期間の終了に伴う地方交付税の減少にふれ「北秋田市が持続可能で安定的な財政基盤を構築するために、これまで以上に自主財源の確保に汗と知恵を振り絞らなければならない。無駄を省き節約に努め、行政評価による事務事業の見直しや第2次行財政改革大綱に基づく取り組みを実行するのは最低限のことで、職員一人一人がコスト意識と緊張感を持ち、将来の北秋田市民に大きな財政負担を残さないよう心がけていくことを改めて誓い合いたい」と喚起しました。
さらに、市の産業振興については「後継者問題や高齢化によって商売や事業継続に意欲を失って廃業する人々も少なくないが、その一方で、北秋田市に魅力を感じて本社を北秋田市に置き、北秋田ブランドとして全国に売り込もうという新たな企業の進出や、農業の6次産業化に積極的に取り組んでいる人々、伝統行事を復活させて地域のコミュニテイづくりに努めている集落、北秋田市の地域資源を大いに発信しようと、多種多様な活動や起業をされている移住者の方々、イベントを仕掛けて中心市街地と商店街活性化に取り組む若手商店主たちなど、「自分たちの力で街を変えていこう。北秋田市を活性化していこう」という熱い思いの、頼もしい新たな芽生えている。私たち行政は、芽生えてきたこの芽を大きく育ち成功させるよう、リスクを背負いながらも懸命に努力しているこのような人たちに、できる限りの応援をしていかなければならない」と強調。
最後に「日本の公務員は様々な施策・事業を計画し、実行するのは得意だが、施策・事業の評価とそれに伴う、改善がなされていないと耳にする。検証なくしては先に進むことはできない。日々の仕事において、本当にこれで良いのかという問題意識を持ちながら現状に流されることの無いように心がけてほしい。 全員が力を合わせ、責任ある行政運営に取り組み、市民がこのまちに住んで良かったと実感できる北秋田市を一緒に作っていきましょう」と呼びかけました。