2016年04月06日
コンテンツ番号1727
子どもと高齢者の交通事故防止を重点目標に
(2016年4月6日)
平成28年春の全国交通安全運動が、4月6日(水)から始まり、それに合わせ北秋田地区交通安全協会(佐藤登会長)主催の総決起集会が、北欧の杜公園で行われました。
春の全国交通安全運動の期間は、6日(水)から15日(金)までの10日間。そのうち4月10日を「交通事故死ゼロを目指す日」としています。
期間中は、「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、自転車の安全利用の推進(特に自転車安全利用五則の周知徹底)、後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶を重点目標として、普及啓発活動が全国各地で一斉に行われます。
北秋田地区の決起集会は、昨年まで鷹巣地区と森吉地区の2か所で開催されていましたが、今年からは1か所で開催されることになり、会場には鷹巣・森吉地区安全運転管理者協会、鷹巣地区事業主交通安全推進協会、交通指導隊連合会、北秋田市・上小阿仁村交通安全母の会、北秋田市・上小阿仁村老人クラブ連合会のほか、北秋田警察署をはじめ行政関係など、多くの会員や関係者が参加しました。
集会では、はじめに交通安全に顕著な活動があった方々への表彰状の伝達が行われ、今年度は秋田県交通安全功労者表彰を3人の方が、秋田県優良交通団体を2団体が受賞し、北秋田警察署の須藤春彦署長から表彰状が手渡されました。
受賞者
秋田県交通安全功労者 桜庭哲夫さん/大川 博さん/三浦仁作さん
秋田県優良交通団体 北秋田市社会福祉協議会/大阿仁小学校
表彰のあと、主催者を代表して佐藤会長は「毎年、交通安全の普及に努め死亡事故ゼロを目指しているが、死亡事故は無くならない。今年もすでに北秋田管内で発生しており、これまで以上に頑張っていかなければという思いでいる。死亡事故ゼロにするには、学校、職場、家庭での話し合いが大事であり、そのためにも広報啓発活動が重要。安全で安心して暮らせる地域を目指して、皆さんと一緒に取り組んでいきたい」などとあいさつ。
つづいて、来賓を代表して北秋田警察署長、北秋田市長、上小阿仁村長があいさつを述べ、北秋田警察署の須藤署長は「運動期間中は、子どもと高齢者の交通事故防止を運動の重点としているが、当管内は県内の他の地区と比べて高齢者被害の事故発生件数が突出しており、高齢者を交通事故から守るという思いやり運転を広く運転者に訴えていこととしている。 皆さんにも交通事故の発生を1件でも減らすため、地域に根ざした、きめ細かい活動を展開されるよう、お力添えをお願いしたい」などと、また、津谷市長は「いよいよ春になり、1年生や新社会人など、新しい一歩を踏み出し、新しい環境に慣れていない方も大勢いる。こうした方たちを守っていく対策をとるほか、交通安全運動の重点目標である、子どもと高齢者を交通事故防止を地域一丸となって推進し、事故の無い北秋田地域を目指して取り組んでいく。交通安全期間中だけでなく、今年一年間、皆さんのご支援ご協力をお願いしたい」などと運動期間中の協力を呼びかけました。
このあと、お揃いのハッピをまとった交通安全母の会による「交通安全音頭」が披露され、最後に北秋田市交通指導隊の畠山由縁さんが、交通パレードの出発を申告し、参加者から拍手で見送られながら会場を出発したパトカーやパレード車は、市内を巡回して交通安全を呼びかけました。