2016年04月22日
コンテンツ番号1667
お互いの教育水準の向上に
(2016年4月22日)
北秋田市教育委員会と共栄大学教育学部並びに教育学専攻科との教育実習等に関する協定の調印式が、4月22日(金)に市役所本庁舎で行われました。
共栄大学(加藤彰・学長)は、埼玉県春日部市にキャンパスがあり、国際経営学部と2011年に新設された教育学部の2学部を展開する少数精鋭の大学。これまで同大学は、秋田大学北秋田分校(濱田純・校長)の仲立ちのもと、平成26年から2か年にわたり市内小学校で教育実習を実施しています。
一昨年は阿仁合小学校で2人が、昨年は合川小学校で5人、前田小学校で2人が実習を行っており、今年度もすでに5人の学生が9月に市内小学校で4週の教育実習を行うことが決定しています。
この度の協定は、地域の教育の発展に寄与できる人材の養成を目的としており、正式に協定を取り交わすことにより、交流人口の拡大と一層の教育水準の向上が図られることが期待されます。
この日は、市から三澤仁教育長、共栄大学からは壬生(みぶ)幸子教授が出席し、濱田分校長の立会いのもと、協定書に調印しました。
調印のあと、三澤教育長は「これまで受け入れた共栄大学の学生たちは、とても意欲的で子ども達とも積極的に関わり、学ぶ姿もたいへん真摯であった。昨年は実習を行った学生が、わざわざ埼玉から実習を行った学校の卒業式に出席してくれて、実習生を受け入れてくれた学校の校長からも、また共栄大学の学生を受け入れたいという話もあり、このたびの協定に至った。今後も連携を密にしながら、教育実習がお互いに意義あるものにするため全力を尽くしていきたい」などとあいさつ。
また、壬生教授は「秋田県の教育は全国的にも有名で、学生からも秋田で実習をしたいという希望もあり、私たちもぜひ秋田で学んでほしいという思いがある。実際に一昨年、実習を終えた学生からは、授業に出て驚いた、たいへん勉強になったという感想を聞いており、受け入れてもらって良かったと実感した。学生にとっては、たいへん貴重な学びの場であることから、今後ともご協力をお願いしたい」などとあいさつを述べました。