2016年04月23日
コンテンツ番号1665
遺跡の一般公開も4年ぶりに再開
(2016年4月23日)
北秋田市の国指定史跡・伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」が、4月23日(土)にオープンしました。同日に行われた竣工式には、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ会員や地域住民など約80人が出席し、新たな施設の誕生を喜び合いました。また、開館に合わせ、見学環境整備のため休止していた遺跡の一般公開も4年ぶりに再開され、考古学ファンや地域住民などでにぎわいました。
竣工式で津谷市長は「縄文館を単に博物館としての機能のみならず、当市の文化と観光をけん引する施設として位置づけ、北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録を目指す拠点として、皆さんに愛される施設となることを願っている。伊勢堂岱遺跡という地域の宝を次世代に受け継いでいくためにも、これまで以上のご協力を賜わりたい」などとあいさつを述べました。
津谷市長のあいさつのあと、秋田県北秋田地域振興局の水澤聡局長、秋田県議会の北林丈正議員、伊勢堂岱遺跡整備検討委員会の小林達雄委員長が祝辞を述べ、続いて、工事経過報告、施工業者などへの感謝状の贈呈が行われました。
竣工式の最後には、関係者によるテープカットが行われ、縄文館のオープンを待ちわびていた人たちが次々と入館し、伊勢堂岱遺跡や市内の縄文遺跡から出土した土器・土偶など約300点を興味深そうに観察し、縄文文化の魅力に浸っていました。
見学環境整備のため休止していた遺跡の一般公開も縄文館のオープンと同時に4年ぶりに再開され、市民ボランティア「伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ」の会員が、整備された遺跡に来場者を案内し、環状列石の特徴などを説明していました。
遺跡の一般公開は10月末まで実施され、期間中の土・日曜と祝日には、ワーキンググループが縄文館に常駐し、無料でガイドを行います。
縄文館ご利用案内
開館時間:9時から17時
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日と重なったときはその次の日)、年末年始(12月29日~1月3日)
観覧料:大人200円(団体10人以上150円)、高校生以下 無料
オープン記念イベント
【開催日】 5月5日(木)
【会場】 縄文館土舞台とその周辺
勾玉づくり体験
時間:9時~15時/参加費 無料
縄文音楽祭
時間:13時~15時
出演:唱歌を歌う会、あるまんど山平&ヴェルビエントス ほか
お問い合わせ
伊勢堂岱縄文館(北秋田市脇神字小ヶ田中田100-1)
TEL:0186-84-8710 FAX:0186-84-8715